アラフィリップ、3度目の正直

 2018-04-19
アルデンヌクラシック第2戦目は、フレッシュ・ワロンヌ。
念の為、ベルギー東部のリエージュの南で行われるレースで、通称「ユイの壁」と言われる名物の坂で知られているレースです。

「ユイの壁」は何しろ「壁」というくらいですから、TV画面で見るだけで、これは歩いて上るだけでもかなりキツそうだなと思える、勾配と長さのとんでもない坂です。
しかし、このレースの厳しいところはそのような坂が「ユイの壁」だけではないというところにあります。
それだけに、見どころも多いと言えるでしょう。

さて、フレッシュ・ワロンヌは、ゴール直前の激坂を高速で走り抜ける走りを得意とするモヴィスターのアレハンドロ・バルバルデが、昨年まで4連勝を飾っています。
当然、各チームはいかにしてバルベルデにまともに勝負をさせないかを狙ってくるわけです。

その為、レースは最後まで落ち着きの少ない展開に。
最後の「ユイの壁」に入るまでに、バルベルデ本人とアシスト選手たちに仕事をさせて、その足を少しでも削っていこうという意図は、明らかです。
それが功を制し、レース終盤にはバルベルデのアシストとして集団に残っていられた選手がほとんどいないという、まさしく丸裸状態にディフェンディングチャンピオンを追いこみます。

さすがのバルベルデもこれには勝つことができません。

それでも、最後の「ユイの壁」で彼らしさの欠片を見せる登坂をしてみせたバルベルデでしたけれど、アシストを豊富に残したクイックステップ・フロアーズのジュリアン・アラフィリップには適いませんでした。
アラフィリップは2015年、2016年とバルベルデに敗れて悔しい2位となっていたので、今年はまさしく念願の、といっていいフレッシュ・ワロンヌの初制覇となりました。


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2018年 春期アニメ 雑感 その2

 2018-04-18
今期放送開始作品の第1話を観た雑感、その第2弾です。
いつものように、視聴した順番でさらっと書いていきたいと思います。

1)ピアノの森

原作が素晴らしいマンガであることは、誰に聴いても疑いの無いところでしょう。
それだけに、それをどこまでしっかりとアニメ化するのか、できるのか、やる気があるのか、というところに問題があります。
NHKでの放送ということは、普通であれば、ある程度の数字がとれれば最後までやってくれるだろうと思いはするのですが、全12話、となっているのが多少気になるところ。
まさか、12話足らずで一気にあれだけの物語を描き切れるとは思えないので、続編を作れることを前提として、ひとまず切りのいいところまで第1シーズンとしてアニメ化したのだ、と思いたいですね。
ひとまず第1話の出来は良かったので、今後に期待です。
キワどいネタを、どれくらい原作準拠で行けるのか、できればそのままで行ってほしいのですが……

2)シュタインズ・ゲート ゼロ

ゲームはやっていません。
シュタゲについては、先のTVシリーズと劇場版を観に行った程度ではあるのですが、その面白さについては、私が敢えてここで改めて書くまでもないことでしょう。
もともと非常に満足度の高いストーリーだったシュタインズ・ゲートの、ラストを改変してそこから更に物語を続けていくということの是非はどうなんだろうと、敢えて無視していたようなところもあったのですが、こうしてアニメになるのであれば、やはりそれは観ておかなければいけないかな、と。
第1話のツアミはまずまずで、ここから先の展開にも大いに期待できそうな感じではありますが、果たして、牧瀬紅莉栖の取扱いが本作ではどのようになっているのか、ゲーム未体験で事前情報も敢えて入手しないままにアニメを視聴開始しましたから、なかなかに楽しみになります。

3)ひそねとまそたん

始まって早々に、太くてやや粗い主線に、なんだか面白いことをやるとしているんだろうな、と思いましたが、こういう話だとは、思っていませんでした。
このままほのぼの路線で行くのか、それとも何らかの不穏な展開になっていくのか、個人的には前者であってくれて全然かまわないのですが……
OTF(変態飛翔生体)はこれ1体では無いでしょうし、国内だけでなく外国の軍隊でも管理されていたりするのであれば、そこに対立やら争いやら戦いやらが入ってくることも、考えられなくはありませんけれど、まぁ、この第1話の感じだと、それは無いのではないかな。
世の中に「絶対」なんてありませんけれど。
そんなに期待しないで視聴した第1話でしたが、思わぬ拾いものになりそうなアニメです。

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アムステルはヴァルグレン

 2018-04-16

北のクラシックが終われば、今度はアルデンヌクラシック。
その最初を飾る、アムステルゴールドレースが、先の日曜に行われました。
このレースはDAZNが中継放送をしてくれていたのですが、あいにく当日は飲み会があって、リアルタイムでの視聴をすることはできませんでした。
まだ色々と言いたいことは多いDAZNの放送ですが、こういう時に、見逃し配信で自分の好きな時間にレースを見ることが出来るというのは、何だかんだいってもありがたいことですね。

で、そんな2018年のアムステルを制したのはアスタナのミケル・ヴァルグレン。
上手いタイミングで集団から抜け出しての走りでつかんだ勝利ですが、アスタナというチームにとっては、嬉しい1勝になったのではないでしょうか。

それにしても、数年見なかったうちに、アムステルのコースは随分と変わりましたね。
カウベルクの登り1発で勝負が決まっていた頃とはすっかり様相が違っていて、それがちょっと新鮮でした。


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「エートスの窓から見上げる空 老人と女子高生」

 2018-04-14
かめのまぶた の 『エートスの窓から見上げる空 老人と女子高生』 は、ジャンル的には一応、日常の謎系のライトミステリーになるのでしょう。
裏表紙の粗筋を引用させていただくと……

超絶ネガティブ、だけど心の中は元気いっぱいな女子高生の瀬宮憂海(せみやうみ)と、ひょんなことから秘密を共有することになった老教師の豊橋厳蔵(とよはしげんぞう)。二人の昼食時の話題はいつも学校で起こる小さな謎! すべてを見透かしたような態度のジジイに対して、憂海は推理を披露するのだが――!? 果たして彼女は学校一美人の先輩が抱える悩みや部室密室事件の謎を解決することができるのか!! ジジイとJKの甘くも酸っぱくもない青春謎解き相談はじまります!


となっています。

ここだけ読むと、憂海と厳ちゃん との凸凹コンビによるデッキチェア的な推理物にも見えるのですが……
本品の場合、この紹介文に書かれている、ひょんなことから共有される秘密というのがミソだったりします。
端的に言えば、女子高生の「太もも愛」で結びついた2人ということであり、そこがこの作品に独特の味をもたらしているのです。
なお、どこをどうすれば太ももに対する愛で老教師と孤独な女子高生が共犯関係になるのかは、読んでみてのお楽しみ。

ネタ的には、いかにもなライトノベルっぽい感じにとれるかもしれません。
個人的には、この内容であれば例えば創元推理文庫あたりから発売されていてもおかしくないと思います。
それはつまり、そういうテイストを求めて本書に手を出しても問題が無いということです。
過去の名作にオマージュを捧げるような各章のタイトルの付け方もいいですし、キャラクターが何気に結構理屈っぽいところもあって私の好みに合致していていい感じです。
ただ、そういうところは、あまりラノベっぽくないかもしれず、レーベル読者の求めるものとの差が生じてはいないかというのが、少々心配になるところ。

続編希望、かな。


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2018年 春期アニメ 雑感 その1

 2018-04-12
終わる番組の感想を書いたならば、次は始まった番組の感想を採り上げるというのが正しい流れでしょう。
そんなわけで、この2018年春クールに放送が始まった、新番組のアニメについて、その第1話を観た簡単な感想を視聴順に書いていこうと思います。

1)ルパン三世 PART5

ルパン関係のテレビシリーズはPART4から今作の間に複数制作されているわけですが、ここで敢えて「PART5」を名乗ってきたのは、何か1つのテーマ、特定の登場事物がずっと絡んで、全体を通じて1つの物語が紡がれるというのではなく、オムニバス形式で行くからだ、と思って良いのかどうか……
「PART4」は2015年~2016年に2クールで放送された『ルパン三世』のことを指すわけだから、かならずしも完全なるオムニバスとは限らないのかな?
ともあれ、またしばらくの間、毎週楽しんで視聴することができそうです。
ただし、ルパンが仮想通貨を盗むのに使った手段が他人任せだったのは、ちょっと、なぁ。
シリーズ半ばのエピソードであればそれでもいいのですが、これは新シリーズの第1話なのだから、「不可能への挑戦」を生きる目的としているルパンならではの、その真骨頂が見られるようなストーリーを持ってきてほしかったかな、というのが、現時点で感じている、不満らしい不満。

2)重神機パンドーラ

オリジナルでハードめの設定のSFでロボットもの。
いかにも河森正治っぽい設定の作品で、良い感じにキマるかコケるかのどちらかだろうと思いつつ第1話を観てみたのですが、うん、とりあえず掴みはだいぶOKなのではないでしょうか。
このままとことんまでハードに行ってほしいのですが、さて、そこがどうなるかはまだ何とも言えませんよね。
多少のご都合主義はエンターテインメントな映像作品ならば仕方がないとして、どこまでシリアスなドラマをやれるか、やろうとしてくれるのか、が個人的には大いに関心を持っているところです。
とりあえず、様子見でしばらくは視聴を続ける予定。

3)ヒナまつり

原作は最高に面白いギャグ漫画ですが、何しろ主要登場人物にヤクザが多いわ、抗争の話も入ってくるわで、どこまでそれをアニメにできるのかという問題と、あと、原作の笑いの大きな要因になっている「間」をどこまで再現できるかが不安視されたアニメ化でした。
で、第1話を観てみたわけですけれど……
私が原作を読んでいて感じていたテンポとはちょっと異なっていますけれど、そこはマンガと映像作品の違いということで、これはこれでいい感じに収まっていたんじゃないかなと思っています。
ちょっとしたほのぼの感が先行していますが、この作品の本質はそこではないので、その辺りが今後、どのように(良い意味で)馬脚を現してくるかが楽しみになってきました。

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