「Komm,susser Tod 甘き死よ、来たれ」

 2011-05-04
新劇場版も公開中の『新世紀エヴァンゲリオン』。

1995年から1996年にかけて、この作品のTVシリーズが本放送されていた時には私はもう成人していましたし、一部の熱狂的に入れ込んでリスペクトしていたような人達からは一線を画したようなポジションから観ていました。
それでも、放送はしっかりと全話を生でチェックしましたし、旧劇場版も全て映画館まで観に行き、サントラも複数枚所持しているくらいに気に入っている作品であることは間違いありません。

まぁ、私の場合はどうしても、『伝説巨神イデオン』や『機動戦士Vガンダム』といった富野作品からの影響という視点からも本作を捉えてしまいがちなので、純粋に本作にのめりこんで大ファンであると自負しているような人にすれば、煙たいだけ、煩わしいだけの厄介者かもしれませんけれど。

今回紹介するのは、その『エヴァンゲリオン』の旧劇場版完結編『Air/まごころを、君に』のクライマックスで使われた楽曲、「Komm,susser Tod 甘き死よ、来たれ」。



もともとこの劇場版に使われた楽曲は色々と明確に元ネタを指摘できるものが多いわけですけれども、それはこの曲についても同様。
が、まぁ、それをあれこれと言うことに意味は無い、でしょう。

読むだけで気が滅入ってきそうな歌詞やゴスペル的なコーラスアレンジ、かなり長く続くコーダ部分などなど、私としては色々とツボにはまるところが多くて、初めて聴いた時からお気に入りになっている曲です。

NEON GENESIS EVANGELION [DECADE]NEON GENESIS EVANGELION [DECADE]
(2005/10/26)
主題歌・テーマソング
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「dis-」

 2011-04-25
1999年から2000年にかけて全2クール26話で放送されたTVアニメ『無限のリヴァイアス』のOP、有坂美香の歌う「dis-」です。

ジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』が『銀河漂流バイファム』なのだとすれば、この『無限のリヴァイアス』はウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』にあたるのでしょう。

本作は自分たちの意思と関わりないところでトラブルに巻き込まれてしまい、謎の多い外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」に乗り込んで漂流することになる少年少女の物語。
熱狂的に支持する人がいる一方で否定的な意見を述べる人も多い、そういう意味でも結構な問題作です。
否定派の主張にはいちいち頷けるところも多かったりはするものの、実のところ、基本的に私は結構好きなんですよね、この『無限のリヴァイアス』のことが。



そういうあれやこれやは抜きにして、この「dis-」は名曲だと思うのですが、いかがでしょうか。
この曲には英語バージョンそのほか、いくつかのバージョン違いがあるのですけれそも、やはり私はEDに使われた一番最初のもの、今回紹介したバージョンが一番好き、かな。

dis-dis-
(1999/10/21)
有坂美香
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「風・荒野」

 2011-04-18
しばらく歌モノが続いたので、今回はインスト、BGMを紹介します。

安彦良和が初めて描いたマンガを自らの手で1986年に劇場映画化した作品、『アリオン』。

ギリシア神話を下敷きにしたオリジナルであるこの作品で音楽を担当したのは、宮崎駿作品での作曲活動ですっかり有名になっている久石譲です。
ちなみにジブリ関係で言うと、1986年ですから……タイミングとしては『天空の城ラピュタ』とほぼ同じ頃であり、ちょうど久石譲という名前が一般にもある程度知られ始めた時期になるでしょうか。

今回紹介するのは映画に使われた楽曲そのものではなくて、その音楽の制作にあたり事前に制作されたイメージスケッチを集めたイメージアルバムの収録曲。
まずは、作品全体のテーマという位置づけになる「風・荒野」を聴いてみてください。



いかにもなフレーズが繰り広げられていて、どこからどう聴いても久石譲の作品だということがすぐに分かります。
『風の谷のナウシカ』のサントラで久石譲という作曲家に興味を覚えた私は、本作と『ラピュタ』のサントラを聴いて、これはなかなかの才能だ、と強く感じました。
そしてその後の彼の活躍は、皆さんもご存じの通り。

『アリオン』のイメージアルバムには良い曲が多いのですが、ここではもう1曲だけ、ヒロインのイメージテーマである「レスフィーナ」も紹介しておきましょう。



こちらもいかにもな久石楽曲ですね。
ピアノメインのシンプルなアレンジで、流れるような美しいメロディーラインをじっくりと聴かせてくれます。
個人的には、久石作品のベストの1つと思っています。

残念なことに、これらの楽曲が収録されたイメージアルバム『風・荒野』は現在廃盤。
ジブリ作品のサントラだったら、今でも普通に手に入るのになぁ……

アリオン イメージ・アルバム「風・荒野」アリオン イメージ・アルバム「風・荒野」
(1985/10/25)
久石 譲
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「Shell」

 2011-04-12
前回と同様に今回も、番組を見てはいないけれども、曲が気に入ったのでシングルを買ってしまったアニソンを紹介します。
2002年の後半に全26話で放送された、「Witch Hunter ROBIN」のOP、「Shell」です。

「Shell」を初めて聞いたのは確か、渋谷か吉祥寺か立川かはちょっと覚えていないのですが、アニメイトの店内だったと思います。
ちょうどシングルが発売になったくらいのタイミングだったというのもあるのでしょう、BGMとしてこの曲がリピートされて流れていたのです。
私は何か他の商品を買うためにその日アニメイトに行って、そこでこの曲に耳を奪われてしまったというわけです。

つまるところ単純に、これは何だか格好良い曲だなぁ、と感じたのですね。
イントロのギターリフも好みですし、特に、サビのメロディーラインとコーラスが、いいんですよ。



その後聞きかじった限りでは、「Witch Hunter ROBIN」という物語は中世ヨーロッパの魔女狩りをモチーフにしたシリアスで重厚なもののようですね。
結構面白くて刺激的な作品っぽいなと感じられて興味は大いにあるのですが、いつか見たいなと思いつつも、今までのところは、その機会と時間的余裕が得られなくて、なかなか果たせずにいます。

硬質なキャラクターデザインも、好みなんですが……

Shell / half painShell / half pain
(2002/08/21)
葉菜
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「想い出の森」

 2011-04-04
1996年から1998年にかけて全6巻で発売されたOVA『シャーマニックプリンセス』のED、さいとうみわこ の歌う「想い出の森」です。

今までこのカテゴリで紹介したきた曲はどれも、私が観たことのあるアニメ作品、あるいはプレイしたことのあるゲームの主題歌だったり挿入歌だったりBGMだったりしました。
が、実は私、この『シャーマニックプリンセス』については、当時スポットCMとしてTVで流れていた映像以外のものは、何一つ観たことがありません。
ただし、OPとEDを担当した さいとうみわこ のことは、1992年にメトロトロンレコードから出したインディーズアルバム『歌謡美の女』を、このOVAが発表されるちょっと前に聴いて、その強烈な個性にやられていたことから興味を持っていました。
それで、そんな彼女がアニメの主題歌を担当したとなれば、これは是非とも聴いてみなければなるまいと、このシングルも買ってみたというわけです。



そうして聴いてみたところ、昭和歌謡曲路線を意図的に狙って製作された前述の『歌謡美の女』とは当然、全くテイストが違っていたわけですけれど、これが、かなり良いシングルだったのです。
特に気に入ったのが、EDの「想い出の森」。

語りのパートを交えつつ淡々と歌われる、失われてゆく恋の歌。
前述のとおり、本編を観ていない私には、この歌詞が本作のストーリーとどれくらい関連付けられたものなのかは分かりませんが、ラストにつぶやかれる「どこに行くの」というセリフまで3分少々、これは、名曲だと思います。

EDとは一転して明るいメロディーでポップなメロディーのOP「祈りの朝」もなかなかの曲なので、合わせて紹介しておきます。



ただ、残念なことに、下にアフィリエイトを貼ったサントラ盤も、私が所有しているシングル盤も、どちらも今は廃盤扱いとなってしまっています。
いい曲なんですが……

「シャ-マニックプリンセス」オリジナル・サントラVol.1「シャ-マニックプリンセス」オリジナル・サントラVol.1
(1996/08/21)
サウンドトラック
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