ブエルタ・ア・エスパーニャ2012 第17ステージ

 2012-09-06
2回目の休養日が明けた2012年のブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージは、ものすごい勝負の1日となりました。

休養日前日までの難関山岳頂上ゴール3連発ステージでは、毎ステージ幾度となくアタックをかける総合2位のコンタドールにくらいつき、最後のゴール前では逆にスプリントで突き放すという強さを見せつけていた総合1位のホアキン・ロドリゲス。
まだステージは残っていますし登りの頂上ゴールもありますけれども、これはもう、ホアキンが自身初のグラン・ツール制覇に向けて限りなく有利かと、コンタドールの復帰後いきなりのグラン・ツール勝利は無くなったかと思った人も多かったのではないでしょうか。
かく言う私もそうでした。

ところが、勾配が低めの長い登りがゴールに向けて続くこの第17ステージで、コンタドールを擁するサクソバンク・ティンコフバンクが攻撃をしかけました。
なんと、残り30kmくらいの地点で、コンタドールが自らアタックをしかけ、逃げに打って出たのです。
狙いは当然ホアキンとのタイム差を稼いでコンタドールがゴールすることで、最低でも、次のスプリントポイントを1位で通過してボーナスタイム6秒を稼ごうという意図だったのではないかと思うのですが、これがホアキンとのタイム差をぐんぐん広げることに、見事に成功することに!

コンタドールはスプリントポイントではアスタナのパオロ・ティラロンゴと2人で抜け出し、残り13kmくらいからはティラロンゴも切り離して完全に独走態勢に入りました。
後方ではホアキンがアシストに引かれてこれを追うのですけれど、タイム差は2分近くなってしまいます。
そしてアシストも力尽き、ホアキン自身が先頭に立たざるを得なくなって少ししたところで、今度は総合3位のアレハンドロ・バルベルデがアタック。
ホアキンは彼からも千切れてしまいます。

バルベルデはアシストの力を使いつつ、強烈な追撃を開始、ついには2分差を詰めてゴール前にはコンタドールを視界にとらえます。
ステージ優勝もその手にしたいコンタドールは、これを振り切る為に最後の力を振り絞り、先頭でゴールラインを通過、バルベルデがその6秒後にゴールしました。
ホアキンは結局2人から2分以上の差をつけられ、総合順位をバルベルデにも抜かされることに。

総合1位はこれで、この日の攻撃を大成功で収めたアルベルト・コンタドール。
2位が1分52秒差のアレハンドロ・バルベルデ、ホアキン・ロドリゲスは2分28秒差の3位です。

中盤までは4強の一角を占めていたクリストファー・フルームはこの日も大ブレーキで、コンタドールから4分58秒遅れでゴール。
9分40秒差で総合4位の座はまだ守っていますが、最終日マドリードでの表彰台は、とんでもないトラブルが上位陣に起きない限り無理になったと言っていいでしょう。

それにしても、コンタドール、凄かったです。
これは、今年のブエルタの勝負はここで決まってしまったか、な?

ブエルタ・ア・エスパーニャ2012 第17ステージ

断面図

ブエルタ・ア・エスパーニャ2012 コース図

公式サイトはこちらから
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