ジロ・デ・イタリア2012 第15ステージ

 2012-05-21
第15ステージは、1級、山岳ポイント無しの登り、3級、2級、そして2級の山頂ゴールという、山岳ステージ。
翌日は今大会2度目の休息日であり、そこにこのコースですから、まだまだわずかなタイム差で総合狙いの選手が密集しているマリア・ローザ争いが、このステージで大きく動くかも、というのが事前に語られていた展開予想。

実際のこの日のステージで最も目立ったのは、何といっても去年プロになったばっかり、ファルネーゼヴィーリのマッテーオ・ラボティーニ。
レース開始18㎞のところで逃げ集団に乗り、途中からは1人で抜け出して、その後はずっと単独行で山岳をこなしていきました。
しかし、総合争いの選手たちも、そんなラボティーニをそのままにしてくれるほど、甘くは無かった。
最後の登りの途中でアタックをかけ、追走から抜け出したカチューシャのホアキン・ロドリゲスが、とんでもない勢いで、坂を飛ぶように駆け上がってきました。
そしてホアキンはラスト400メートルのところでラボティーニに追いつき、これをかわします。
しかしラッボティーにもホアキンに喰らい付き、付き位置でゴール前スプリントに突入。
この大興奮のゴール争いを制し、最終的にゴールラインを真っ先に通過したのは最後の最後に右カーブのインをついてホアキンを抜いたラボティーニ!

なんとなんと、この厳しい山岳ステージで、150kmを逃げての優勝。
それも、ゴール直前にホアキン・ロドリゲスに追いつかれながらのステージ制覇です!

これは、凄い!

最初の2級山岳の下りのカーブでタイヤを滑らせて落車したりもしていたのですが、最後まで闘志を失わず、見事にプロ2年目にしてグラン・ツールでのステージ優勝という栄冠を手にしたことになります。
おまけに彼は今日、山岳ポイントも荒稼ぎしたので、これで山岳賞のマイヨ・アッズーラも獲得しました。

なお、総合首位のマリア・ローザは、今日の結果を受けて、2位のガーミン・バラクーダ所属ライダー・ヘシェダルに30秒の差をつけてホアキン・ロドリゲスが着用。
最終日には彼の苦手とする個人タイムトライアルも待っていますし、3位以下もそこまで離れていませんから、これくらいのタイム差では、まだまだ勝負の行方は分かりません。

新人賞のマリア・ビアンカはチーム・スカイのセルジオ・ルイス・エナオ・モントーヤ。
ポイント賞のマリア・ロッソ・パッショーネは、同じくチーム・スカイのマーク・カヴェンディッシュが保持しています。

別府史之のチームメイトにしてスプリンターのマシュー・ゴスは、第9ステージでの落車のダメージが大きく、前日の第14ステージの段階で今大会をリタイアしてしまっています。
今後、オリカ・グリーンエッジはチームとしてステージ優勝狙いに完全にシフトしてくるでしょうから、別府にも、逃げのチャンスがまだある、かな?
これも、期待したいところですよね。

ジロ・デ・イタリア2012 第15ステージ
断面図
ジロ・デ・イタリア2012 コース図

公式サイトはこちらから
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