ボーネン、歴史を作る!

 2012-04-09
北のクラシックの最終戦、パリ~ルーベが今年も開催されました。

このレースはベルギーのモノ以上に荒れてゴツゴツとしている石畳の区間が大量に含まれることで有名で、毎年多くのトラブルがそこでは発生します。
また、この区間は雨が降れば泥でぬかるんだ上に滑りやすくなり、晴れていれば晴れたで、砂埃が大量に巻き上がって選手から視界と自由な呼吸を奪います。
このようにハードでタフなレースであるから、「クラシックの女王」という優雅な名と同時に「北の地獄」との異名も頂戴しているわけですが、それだけにここでの勝利のステータスはかなり高い。

今年は優勝候補の1人であるレディオシャック・ニッサンのカンチェラーラが前週のレースで鎖骨を骨折してしまい長期離脱を余儀なくされたこともあって、優勝予想の下馬評は圧倒的に1人の選手に集中。
そう、3月24日のE3プライス・フランデーレン以来怒涛のワールドツアー3連勝を続けている、オメガファルマ・クイックステップのトム・ボーネンです。

私も含めた自転車ロードレースファンの関心は、ボーネンがまた優勝することになるのか、あるいはそれ以外の選手が勝つのであればボーネンを制して勝利するのが誰になるのか、というところにありました。

では、はたして実際のレースはどうなったのか。

敢えて結論から言いましょう、大本命のトム・ボーネン、圧勝です。

かなり早いペースで進んだレースの中、残り54km辺りの地点でチームメイトのニキ・テレプストラと2人で集団から抜け出したボーネンは、残り52キロくらいでそのチームメイトも切り離し、後はそのままゴールまで圧巻の1人駆けをしたのです。
ライバル達が太刀打ちできないくらいの圧倒的な力を見せつけて、最後は1分半あまりの差をつけ、余裕のフィニッシュ。
駆け引きも何もなく、ただ自身の力を正面から発揮してライバルを軒並み粉砕するという、こんな勝ち方を見せられては、どんな辛口のコメンテーターも文句の付けどころがありません。

ボーネンはこれで、史上2人目となるパリ~ルーベ4勝達成です。
更に、ヘント~ウェヴェルヘムツール・デ・フランドルと続く北のクラシック3連勝は1962年以来で、E3プライス・フラーンデレンを含む4連勝は史上初の偉業です。

もう、凄すぎるとしか、言いようがありません。

パリ~ルーベ コース図





ところで、話は変わりますが、先日、今年のツール・ド・フランスの出場チームが主催者により発表されました。

新城幸也のいるユーロップカーが出るのは地元のチームで人気選手もいるので当然として、土井雪広の所属するアルゴス・シマノが選ばれたのは嬉しいニュースです。
プロツアーチームは自動的に出場するので、別府文之のグリーンエッジや宮澤崇史のサクソバンクもツールには出てきますから、可能性としては、日本人が4人出場、なんてことも無いわけではありません。
まあ、別府は今年はジロ・デ・イタリアに出る予定でツールは年間スケジュールに入っていないようですし、その他の選手も厳しいチーム内セレクションに残らなければならないわけですが。

「夢」という名の妄想は、膨らんでしまいます。
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【2012/04/09 01:45】
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