今季終了アニメ 雑感

 2011-12-28
まもなく2011年も終わります。
この時期は番組の入れ替え時期でもありますから、ここらでいつものように、今季で終了するアニメ作品の感想などを簡単に書いてみたいと思います。

1)アイドルマスター

何気に、しっかりとできた作品だったように思います。
もちろん、こんなこと実際にはあるわけないというような展開も多々あったのですけれども、そこはそれ、アイドルものアニメのお約束もありますし、そういう部分にも忠実に作っているなと、むしろ好感触だったりもしました。
原作ゲームがあるが故の弊害でキャラの数が多く、今一つ焦点が絞り切れていないところもありましたし、では群像劇として成立していたかというと、そこも微妙だったりするのですが、全体としては及第点以上のできだったのではないでしょうか。
5年後、10年後まで心に残る、というようなタイプの作品ではありませんが、放送中はしっかりと、結構楽しんで観ていられました。

2)UN-GO

メディアミックスで色々とやるのはいいのですけれども、本体であるTVシリーズだけでは今一つ分からない部分が残ってしまうというのが、気に入りません。
「エピソード 0 」的な話「因果論」をTVの放送内でやらないのは、まぁ、それはそれでいいかもしれないのですが、それを観なければ(あるいは雑誌「ニュータイプ」で連載中である「因果論」のコミカライズ版を読まなければ)、作中で重要なファクターとなっている「別天王」についての基礎知識が得られないままになってしまうという構造は、ちょっと問題が多いのでは?
TVシリーズをやるのであれば、やはり、その枠内でしっかりとまとめあげてくれないと……
基本的には面白く、キャラも魅力的な作品だっただけに、そこが大きな欠点としてどうしても気になってしまい、その意味で、非常に残念でなりません。

3)輪るピングドラム

全てを作中で語らないということでは上記の「UN-GO」と同じですが、ただし、こちらの場合はもともと、暗喩を画面の端々にまで駆使して、敢えて語らずに、何となく視聴者が感じ取ってくれればそれで良し、というようなスタンスで作られているわけですから、前提とされる部分、作品としての立脚点が、そもそも違っていますね。
序盤のノリからは、まさかここまで化けるとは思っていなかったので、後半の怒涛の展開には大いに楽しませてもらいました。
アレコレと考察をしたり、妄想を加えたりする余地の多い作品ですが、これはどちらかというと、「考える」ことはせずに「感じる」ことを重んじるべき、これを観たことで自分の中に何が残ったのかを大切にすべき、そんなアニメだったと思います。
なるほど、幾原邦彦が、今の社会に対して、「家族」や「愛」をテーマに作品を作ると、こういう風になるんですね。
私が、ここで描かれたことを全て肯定できるかというとそうでもないところではありますが、いずれにせよ、大変面白く2クールを観させていただけた作品だったのは、疑いのないところだと言っていいでしょう。
幾原監督には、近いところで、また新たなる監督作品を作ってくれることを期待しています。
タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://pantarheibekkan.blog110.fc2.com/tb.php/801-f1af4b84

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫