大事に読み進めています

 2011-12-11
対談集は基本的に一気読みには向きません。
ことに、その内容が濃いものであればあるだけ、1つ1つの対談をじっくりと読まないで流し読みしてしまうのは、非常にもったいないことだと思います。

角川書店の雑誌『ガンダムA』にずっと連載されている、イデオンやガンダムの富野由悠季監督が各界で活躍している人物と、その人の専門分野について対談するという連載記事、「教えてください。富野です」。
以前にも一度、ムック本的にまとめられたことがあったものの、その後続巻は全く音沙汰なしだったそれが、今年の7月から3ヵ月連続で『ガンダム世代への提言』という書名で刊行されました。

どうせアニメ屋の対談だろうと思うなかれ、これは内容的に実に多岐にわたるジャンルについて語られているものであり、「あのガンダムの監督」という肩書でガンダムのことだったりアニメのことだったりを、例えばガンダム好きのクリエイターと語るというようなものではありません。
文化、政治、経済、科学、その他、本当に様々な人を相手に、その人のフィールドに監督の側からアプローチしていく形で繰り広げられる、知的刺激に満ちた対談集なのです。

もちろん、アクの強いことでは人後に落ちない富野監督ですから、全面的にその主張を呑みこめるわけでも無く、それはどうなんだろう、と疑問を覚える部分も無いではありませんが、それも含めて、これは実に面白い本だと思います。

自分の依って立つべきポジションについて考えるヒントになったり、以前から色々と考えていたテーマについて重要な示唆をもらえたりして、実に充実した読書時間を送れる、この対談集。
冒頭に書いたように、こういう本を一気に読んでしまうのは、あまりお勧めできません。
やはり、1つ1つの対談をじっくりと、その内容、取り上げられているテーマについて考えつつ、読んでいくべきものです。

そんな感じで、大切に読み進めている私は、ついこの間、ようやく第2巻が読み終わって、現在は、第3巻に突入したばかりという段階。
本当は3冊全部を読み終えてからここでは採り上げようかと思っていたのですけれど、それを待っていると年が変わってしまいそうですし、このタイミングで紹介させていただきます。

誰しもが読むべき本だとは言いません。
ですが、私にとっては、まさしく宝物になるだけの価値、重みのある3冊だと断定できます。

ガンダム世代への提言  富野由悠季対談集 Iガンダム世代への提言
富野由悠季対談集 I

(2011/07/23)
富野 由悠季
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ガンダム世代への提言  富野由悠季対談集 Ⅱ) (単行本)ガンダム世代への提言
富野由悠季対談集 Ⅱ

(2011/08/26)
富野 由悠季
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ガンダム世代への提言  富野由悠季対談集 IIIガンダム世代への提言
富野由悠季対談集 Ⅲ

(2011/09/26)
富野 由悠季
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