終わらない日常の繰り返し

 2011-12-04
中旬、下旬と、大晦日が近づけば近づいていく程に仕事もプライベートも忙しさが増していくのが12月です。
ですから、劇場に足を運ぶつもりがあるのであれば早めに行かなければ仕方がないよなぁと思っていたところ、ちょうど夕方からポッカリと空き時間ができた為、公開初日に映画『けいおん!』を観てきました。

おそらくそういう内容になっているだろうなと事前に思っていた通り、良くも悪くもTV版をそのまま映画に移植したという感じの作品です。
ロンドンへの卒業旅行というイベントは一応、話の流れとしてあるのですが、ロンドンパートの占める割合はそこまで多くは無いですしね。
それに、作品の背骨となるストーリーの大枠やテーマは既にTVシリーズでも扱った題材なので、そういう意味でも、既視感こそあれ、目新しさはそんなにない仕上がりとなっていました。

まぁ、それでこそ『けいおん!』というものだろうという面も、あるでしょう。
映画化だからといって、急に派手な展開を盛り込んだりするのは、作品のカラーには、実際、合わなさそう。
だから、のんびり、まったり、あくまでも普段通りの彼女らの姿を描くという判断は、あながち間違いではないでしょう。

ただ、前述のとおり、TVシリーズで既に描かれているオチに向けて収斂していくことが最初からはっきりしている作品だということもあり、その、「普段通りを(に)描いた」ことが、劇場版としてはマイナスに働いた部分も無視できないと思います。

つまり、少々ばかり、間延びして退屈に感じられるのですね。

この間合いが『けいおん!』なのであって、ここを変えてしまったら別の作品になってしまうかもしれません。
が、映画館で、あの座席に座って、目の前の巨大なスクリーンに映し出されるものを鑑賞する(しかも、本放送時は無料のTV版とちがってこちらは始めから有料です)作品として世に提示するにあたって、果たしてこの選択が正しい判断なのかどうかは、ちょっと微妙なところかも。
これが例えばTVスペシャルとかであれば、全く問題は無かったと思うのですが……

作品性と、エンターテインメントであることがどうしても求められがちな劇場アニメーションという形態とが、ちょっとズレてしまったかなぁ、というところでしょうか。
そこから導かれるのは、映画化には向かない作品だった、という結論になってしまいます。
本作も、できは悪くない……どころか、きちんと作ってある良作だとも言えるので、そこがいかにも残念、か。

『けいおん!』という作品、あるいは登場するキャラクターのファンならば、観る価値のある、むしろ観ておくべき作品だと思います。
そうでは無い人、例えば、TVシリーズは観ていないけれど、人気があって一部でかなり話題になった作品だし映画化されたのなら一度行ってみようかなぁという程度の興味を覚えているだけであれば、観ても仕方がない、かも。

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【2011/12/04 01:15】
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