今年も、ツールが終わりました

 2011-07-25
期待通りの熱い戦いを見せてくれた2011年のツール・ド・フランスも、つい先ほど、とうとう終わりを迎えました。
以下、総合優勝をはじめ、各賞の獲得者を列記します。


総合優勝者の証である黄色いジャージ、マイヨ・ジョーヌを手に入れたのは、BMCレーシングチームのカデル・エヴァンス!
ここぞという時に何かとトラブルが多く、「エターナル・セカンド」「万年2位」などと揶揄され、「ついていない男」の代名詞でもあった彼が、34歳という年齢もあって今年でもう現役は引退かと噂される彼が、苦節10年、ついにシャンゼリゼの表彰台の中央に立つことになりました!!!!
今年は悲願の総合優勝達成に加え、第4ステージのステージ優勝も獲っていますし、まさに言うことなし、ですね。

総合2位は、そのエヴァンスに20ステージの個人TTで57秒差をひっくり返され、逆に1分34秒の差をつけられたレオパード・トレックのアンディ・シュレク。
これはこれで3年連続の総合2位。
これを新たな「エターナル・セカンド」の誕生だとは、思いたくないところですが……
そして総合3位はそんなアンディの兄である、同じくレオパード・トレックのフランク・シュレク。
兄弟で表彰台の2位3位ですから、大いに誇っていい成績なのですけれども、彼らにすれば、今回のツールはもう少しのところで勝利を逃した、痛恨の敗北と言っていいでしょう。

そして今大会の総合争いで一番のサプライズとなった、ユーロップカーのトマ・ヴォクレールは、結局第18ステージまでマイヨ・ジョーヌを守り続けての総合4位。
あわや表彰台ということで、フランスを、そしてTVを介して観戦している日本の自転車ファンを大いに沸かせてくれました。
いやぁ、それにしても、まさかヴォクレールがここまでやるとは……。

ディフェンディング・チャンピオンであるサクソバンクのアルベルト・コンタドールは、もともと5月のジロ・デ・イタリアで蓄積した疲労が抜けきらないままレースに入ったのに加え、序盤の落車などでタイムを落とし膝を痛め、結局それが最後の最後まで響き、アルプス3連戦の2日目で勝負から決定的に脱落してしまいました。
その後も、何も残さずにツールを去りはしないぞとばかりに意地の走りを見せてはいましたが、結局、総合5位で今年のツールを終えています。
コンタドール、ステージ優勝くらいは欲しかったんだろうなぁ。


スプリントポイントを一番多く得た者に与えられる緑色のマイヨ・ヴェールを着ることになったのは、スプリントステージで着実にポイントを稼いでいたHTCコロンビアのマーク・カヴェンディッシュ。
総合争いに火が付いたアルプスで2日続けて規定時間をオーバーしてゴールし、タイムアウトによる失格の危機に直面しましたが、かなり多くの選手が同じように時間オーバーだった為に救済処置がとられ、結局20ポイントずつ、トータルで40ポイントをはく奪されました。
それでも、それまでのステージ優勝や中間スプリントでのポイント蓄積が結果的に大きく功を奏しての、念願のマイヨ・ヴェールです。
最終日のシャンゼリゼ集団スプリントも制してステージ5勝ですから、これはもう、文句のつけようがありません。


山岳ポイントを一番稼いだ山岳王のジャージ、白地に赤玉のマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュはエウスカルテルのサムエル・サンチェス。
北京オリンピックのゴールドメダリストは、総合での表彰台にこそ登れませんでしたけれども、フランスの革命記念日7月14日に地元バスクに近いピレネーで行われた山岳ステージ、超級リュザ・ルディダンの山頂ゴールである12ステージでステージ優勝、第19ステージでもステージ2位に入るなど、着実に山岳ポイントを稼ぎ、見事に山岳賞を獲得しています。
私としてはベルギーの若手、ジェリ・ヴァネンデールのことも応援していたのですけれども、さすがに、最後までその力を山岳で発揮することはできなかったようです。
来年以降に期待、これからの選手として要注目、ですね。


25歳以下で一番総合順位のいい選手に与えられる新人賞の白いジャージ、マイヨ・ブランはユーロップカーのピエール・ローラン。
ヴォクレールのマイヨ・ジョーヌを守る為に山岳で献身的にアシストしていた姿が印象的で、第19ステージのラルプ・デュエズ山頂ゴールではコントドールとサムエル・サンチェスを制してステージ優勝も獲得しています。
本人もインタビューに答えて言っていましたが、まだ24歳という年齢と今回のこの走りを考えれば、いずれマイヨ・ジョーヌを狙えるような選手になることも夢ではないでしょう。
今後が楽しみな選手が、また1人現れたという感じです。


スポーツ中継の専門放送局である J-Sports は毎年ツール・ド・フランスその他の多くのレースを生中継で全ステージ放送してくれているのですが、その中でもこのツールは、毎ステージ、魅力的な賞品が当たるプレゼントクイズを実施しています。
過去の景品で一番豪華なところでは、ロードレーサーそのものが当たることもありましたし、私もあわよくば良いものをあててやろうと、できる限り応募しています。
このクイズ、近年になって自転車ロードレースが、密かにブームとなりつつあることを受けて生中継の視聴者数も増えていますから、その倍率もなかなか高くなっているのですけれども、だからといって絶対に当たらないというわけではありません。
実際、私、フェスティナのツールモデルの腕時計をあてたことが、過去にあるのです。
以前は当選者の発表は J-Sports のサイト内でクイズの翌日に行われていましたが、そういえば、最近は名前の掲載がされずに発送をもって発表に代えることになっているのは、個人情報保護の絡みなんでしょうか、やはり。
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