「Reverberation in GUNDAM」

 2011-05-06
福島第1原発の問題に関する東電や政府関係機関の対応を見るにつけ、最近は、とある曲における、とある語りの内容を思い出さずにはおれません。

それが、機動戦士ガンダムの20周年を記念して1999年に限定発売された「Reverbration in GUNDAM」の1曲目、「プロローグ ~歴史から」における、シャア・アズナブル=池田秀一の、次のセリフ。
ちょっと長くなりますが、一部をそのまま引用してみましょう。


人は、知恵を本能にしたがわせ、自分の足場が亡くなるのを気づきながらも、
自らの存在を謳歌した。

身の丈以上の道具を弄べば、自らを滅ぼすのは自明のことだろう。
それを制御できると考えるのは、エゴの増長…傲慢の拡散!
愚鈍なる者の放つ花火!
それでも、ガバナーたち、マッド・サイエンティストたち、ミリタリアンたち、
それら魂のない者たちは、それを弄ぶ。
巨大な道具を時代の象徴と信じて!



このセリフの台本は、井荻麟こと富野由悠季。
「テクノロジーの進歩」と「人間」との関係について何かを語ろうとする時に定番と言えば定番の考え方かもしれませんけれど、いわゆる「富野節」が炸裂している文章を、それもシャアの声で読まれると、それはもう、そのインパクトは絶大です。

このアルバムは、井上大輔がガンダム劇場版の楽曲のリアレンジ版と新曲と全9曲で、プログレ的にガンダム世界を歌うというもので、もちろん歌詞はすべて井荻麟の手によるもの。
「プロローグ ~歴史から」の他にもいい曲が多くて、個人的には名盤だと思っているのですが、収録時間に比べて値段の非常に高い商品であったことなど、色々な原因から、知名度は非常に低いアルバムと言えるでしょう。
中古価格も低いですし、多分、一般的な評価も、もしかしたらそんなに高くないんでしょうね……私は好きなのですけれど。

Reverberation in GUNDAMReverberation in GUNDAM
(1999/03/25)
井上大輔、池田秀一 他
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