今期開始アニメ 雑感 その2

 2011-01-15
今期開始アニメ第1話の簡単な感想、第2弾です。

1) 「フラクタル」

「天空の城ラピュタ」のような冒険活劇をやりたいのだと、監督がどこかでコメントしていたと思います。
公式サイトの監督からのメッセージには、内向きな閉塞感の漂う今のアニメ界に対して彼が感じている思いが語られていて、これは是非応援しなくては、という気分にさせられもしたのですが、もちろん、作品の出来の良し悪しとか、私が視聴を続けるかどうかは、それとは別の問題。
で、第1話。
お約束どおりに「ボーイミーツガール」をやっていましたね。
基本は「ラピュタ」+「ふしぎの海のナディア」という構造でしたが、それでも色々とこれからの展開に絡んできそうな設定上、物語上の仕掛けが多く盛り込まれているというのが、第一印象。
1クールできっちりコンパクトにまとめられるかどうかがキモになるでしょうが、ちょっとワクワクしてしまいました。
細かい設定を作ることは作品世界に一本背骨を通す為に大事なことですが、作品は設定を語る為にあるのではなく、物語を語る為にあるということを忘れず、設定に振り回されること無く、明朗で快活なストーリーを、正統派の冒険モノを見せてくれることを期待します。
テーマと物語をしっかり語ることさえできれば、設定が全て説明されきっていなくても、何ら問題が無い、と私は常々考えているのですが、この「フラクタル」はその辺、どんな作品になるかな?

2) 「放浪息子」

「青い花」に続いての志村貴子作品アニメ化です。
小学生編を思いっ切りスルーして、いきなり中学生から始めた製作側の判断がどうでるか。
今後は今回の第1話のように、随所に回想シーン的に過去のエピソードを挿入してくるという手段を採ってくるのでしょうか。
それが上手くいくかどうかは、もちろんこの作品の今後を見てみなければわかりません。
とりあえず第1話における画面+音楽での雰囲気作りは、非常に上手く行っているのではないか、という感触です。
Bパートでドビュッシーの「月の光」を効果的に使っていたセンスもいい感じ。
その作品用にシーンに合わせて新たに作られたものではない、シンプルなクラシックのピアノ曲、しかもたった1つの曲をあそこまで長回しで使用するのは冒険ではありますが、これは大成功でしょう……ドビュッシーのCD、買おうかな?
「青い花」の時もそうでしたが、志村貴子作品の場合はこういう水彩画のような画面にすると、原作の持つ空気感が効果的に、かつ詞的に表現できますね。
アニメになったことで、原作以上に繊細で壊れ物な印象が強まったこの作品。
さてさて、どれだけのものを描いてくれるでしょう。
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