井上社長、言うねぇ

 2010-12-10
角川書店の井上伸一郎社長がツィッターで行なった発言に、注目が集まっています。

「マンガ家やアニメ関係者に対しての、都の姿勢に納得がいかないところが」あるから、2011年3月末にビッグサイトで4日間にわたる開催が予定されている「東京国際アニメフェア」への出展を、角川書店としては取りやめにする、というものです。
「東京国際アニメフェア」といえば出版各社やアニメ製作各社が協賛に名を連ねる一大イベントですが、実行委員長には「青少年健全育成条例案」に絡み、記者会見その他でマンガやアニメに対して、偏見に基づいているとしか言いようのない、一種差別的な発言を繰り返している石原慎太郎都知事が就任しています。

同フェアの公式サイトに掲載されている実行委員長としてのコメント(まず間違いなく本人が書いたものでは無いはずですが)ではアニメ、マンガ等の産業を思いっきり持ち上げておいて、実際に自分自身が今やろうとしているのは、それ等を頭から否定してかかった条例の可決だというお笑い種にしかならない状態にいるのが、今の石原知事です。
そんなこんなの中、同条例案の内容に対して強い反発を感じている井上社長、都に対してこのような形で異議申し立てをしたわけですね。

具体的にこの条例案にどういった問題があるかについては、ネットでちょっと調べていただけば幾らでも出てきます。
もちろん、一方の意見だけを見て判断をするのは良くないので、合わせて推進派の主張についても、できれば都議会や知事記者会見などの内容だけではなく、専門部会の議事録も読んでみていただきたいところ。
これが「都民の代表である知事」であり、こういった問題に関して詳しい(ということになっている)「有識者や文化人」なのかと、目を疑うような発言のオンパレードで、笑い話にもなりません。

条例案の内容もさりながら、今回のこの一連の問題では、都知事、副知事を含め、推進側の発言内容が、もう、なんというか、話にならならないくらいに下劣で愚劣。
もちろん反対者側のネット場での発言などにも、品性の無いようなものはありますが、仮にも都で役職についている公人であれば、もうちょっとマトモなことを話してほしいものです。
こんなことをいけしゃあしゃあと公式な場で発言しておいて、どの口でマンガやアニメを誹謗するのか、失礼ですが、あるいは、どこかおかしいのではないかと、頭の中身を疑わざるを得ません。
彼等、彼女等の偏見や決め付けに満ちた、品も無ければ節度も無い言い様の方が、余程、青少年の健全な育成には害となっているだろうという意見が、あちこちに溢れています。

井上社長も、都サイドのそういうところを腹に据えかねて、今回の行動に出たのでしょう。

私は、井上社長の決断を支持します。
他の出版社、アニメ制作会社もできれば、角川書店に追随して、来年の「東京国際アニメフェア」をボイコットし、都に対して抗議の圧力をかけてもらいたいものです。
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コメント
久しぶりにスカッとした発言でした。すごく、全うな考えだし、行動だと思います。その後、「コミック10社会」も参加・協力を断固拒否するとの声明を出しました。それでも、都知事は「自由にすれば」というスタンスのようで、何ていうか、脱力してしまいました。いや、ここで脱力してはいけないのですが(苦笑)

とにかく、一読者として出版物を購入することで応援します!
【2010/12/11 10:34】 | ゆーべ #- | [edit]












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