なんだ、これは……!!

 2010-04-05
世界で一番自転車ロードレースが盛んな国の1つ、ベルギー。
その中でも特に自転車ロードレース熱が高い地域フランドル地方の、年間を通して最も熱いレースがツール・デ・フランドル、現地のフラマン語で言えばロンド・ファン・フラーンデレンです。

ごつごつした石畳と、一般人では自転車に乗っていることも不可能な、とんでもない激坂の数々が魅力なこのレース。
「クラシックの王様」とも呼ばれ、過去に幾つもの名勝負、名チャンピオンを産んできました。
そして今年も、後世まで長く語り継がれるに違いない、そんなもの凄い展開となりました。

途中の経過も熱かったのですが、残り40kmでスイスチャンピオンジャージ、サクソバンクのファビアン・カンチェラーラが仕掛けて、それにただ1人、地元出身のベルギーチャンピオン、クイックステップのトム・ボーネンが対応したところからが、とにかくとんでもなかった。
この、今大会の優勝候補の最有力候補同士の一騎打ちという事態。
これで興奮しない自転車ロードレースファンは、いないでしょう。

コースの特徴や地元という事での知識・情報面でのアドバンテージ、そして、それぞれの走りのタイプ・特性を考えれば、どちらかといえばボーネンが有利だろうと思われました。
ところが実際のレースは、そんな大方の予想を裏切る展開を見せます。

本来ならボーネンのフィールドである石畳の激坂、このレースの象徴ともなっているカペルミュールで、カンチェラーラがアタックをしかけたのですが、ボーネンは足が攣ったのもあり、それについて行けません。
そして、坂を登りきったところで、カンチェラーラに30秒あまりもの差をつけられたという、観ているこちらが信じられないような映像が飛び込んできました。

こうなると、個人タイムトライアル世界チャンピオンにして、北京五輪金メダリストのカンチェラーラに、死角は一切ありません。
結局、ボーネンに1分程も差をつけて、カンチェラーラが独走で初優勝を飾りました。

うーむ……まさかこんな形で勝敗がつくとは……!
カンチェラーラは年々、手をつけられないくらいの選手になってきています。

私はボーネンを応援していたのでちょっと複雑な気分ですが、しかし、ここはもう、カンチェラーラの強さを称えるしかないでしょう。
とんでもないものを、観てしまいました。
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