2年振りの第6巻

 2010-01-04
昨年末、宇河弘樹の『朝霧の巫女』第6巻が発売になりました。
前回の第5巻から、実に2年振りの新刊。
作者がずっと作品として納得の行くまで再構成、描き直し等を行なっているのは分かっていましたが、それにしても待たされたものです。
この辺りは全9巻を予定されているこの物語のキモになるべき箇所ですし、連載時の荒れた状態を考えれば、単行本化にあたってそれをしっかりとした形に作り直すのに時間がかかるのは自明の理ではありますが。

しかし、待たされた時間に見合うだけの出来栄えですよ、これは。
今回収録部分の初出時から4年も経っているので、書き下ろし及び修正部分の絵柄が変わってしまっているのは致し方ないとして、画面の圧倒的な密度と日本神話をベースにした濃密な物語の魅力は変わらず……というよりも、むしろ増幅しているくらいではないでしょうか。
効果的に使われている粗いタッチなど、実に私のツボを突いてきてくれて、これから残り3冊もこの感じで進んでくれるのであれば、数年単位のスパン等、平気で待ちます、私は。

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