「士気凛然、勇気百倍」

 2009-12-01
冲方丁の『天地明察』(角川書店)を休む間も無く一気に読了。
どうしよう、これ、凄く面白い。

今から5年半前に徳間書店の『SF Japan 2004 Spring』に掲載された短篇「日本改暦事情」が下敷きになっている作品です。
というより、その時のリベンジとして冲方丁が再度、日本初の国産の暦を作った渋川春海という人物に挑んだ時代小説、と言った方が、より適切か。
色々と書きたいことは多々あれど、まだ刊行されたばかりの作品についてあまりあれこれ語ってしまうのは、これからこの作品を手にするであろう読者の皆さんにとって興醒め以外の何ものでもないでしょう。
なのでここは(かなり残念なのですけれど)それは控えておきます。
が、一つだけ言わせていただくならば、これは、本好きであれば、是非とも読んで欲しい、そして私のこの興奮を分かち合って欲しい、そんな作品です。
読後感も爽やかで充足感もあって、非常によろしい。
傑作です。
間違いなく、冲方丁の一つの到達点であり、これからの彼の執筆活動における基準点となり得る作品だと思います。

ハードカバーはとかく場所を取るし値段もはるものですが、文庫落ちを待つのはもったいないですよ、いや、本当に。
タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://pantarheibekkan.blog110.fc2.com/tb.php/392-cc37fc5e

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫