ブエルタ・ア・エスパーニャ 第13ステージ

 2009-09-13
最後の超級山頂ゴール、シエラ・ネヴァダの手前にある1級の山頂付近で、総合首位のアレハンドロ・バルベルデから7秒差の2位につけていたカデル・エヴァンスに、まさかの後輪パンク!

バルベルデ、ロベルト・ヘーシンク、イヴァン・バッソといったライバル陣はエヴァンスのパンクを受けても、彼の復帰を待つこと無く、ぐんぐんと加速。
えっ……ちょっとちょっと、それは無いよ……。
ロードレースの美学って、ここでエヴァンスを待つところにあるでしょう?
いくら、その後の個人タイムトライアルを考えれば、バルベルデはエヴァンスとのタイム差を稼いでおきたいとはいえ、こういうアクシデントが原因の遅れであれば、ライバルの戦列復帰を待とうよ。

マドリッドで表彰台の中央に乗りたいという栄誉を強く欲するからこそ、エヴァンスのトラブルに乗じるのは、勝利を求めるプロの姿勢として、決して間違ったものでは無いけれど、どうしてもどこか釈然としないような気になってしまうのは、私がエヴァンスのファンだからか。
彼、今年のツールでは総合上位にも絡めない結果に終わってしまって、そのせいでチームとの軋轢も発生してしまいましたし、それでも心機一転、意気込んで望んだブエルタでもこんなことになってしまうとは、いかにも不運というか、ついていないというか。
ああ……切ないなぁ。
勝負の世界って、そういうものだということは、分かっているつもりなんだけれど……。

こうなったらエヴァンスには、第20ステージの個人TTで是非ともバルベルデ達をぶっちぎっての逆転劇を演じて欲しい。
とはいえ、うーん、このTT、距離が27.8㎞で短めだというのもあって、いくらエヴァンスがTTを得意としていても、おのずと限界があるんだよなぁ。
エヴァンス、やっぱりグラン・ツールの総合優勝には手が届かないのか、来年以降も表彰台の中央には乗ることができないまま、結局数年後に引退の時を迎えてしまうことになるのでしょうか。
エヴァンスがグラン・ツールで優勝している姿よりも、そうやって一度も勝てないまま現役を終える姿の方が、かなり鮮明に想像できてしまうのが、悲しい。


ステージの方は、逃げのグループに入っていたダヴィ・モンクティエが全ての山岳をトップ通過し、そのままステージ優勝も獲得するという、完璧な一日を作り出してみせました。
これで彼の山岳賞ゲットはかなり濃厚なものになってきました。
もちろん、今後のステージで1ポイントも山岳ポイントを稼げず、ライバルがそれを総ざらいしていったとしたならば別問題なので、まだまだ確実になったとは言えませんけど。
怪我によるリタイア等もしないで、無事にマドリッドまで完走しなければならない、ってのもありますしね。
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