さだまさし 「Glass Age」

 2009-06-02
ソフトバンク、ホワイト学割のTVCMの効果もあって、さだまさしの「私は犬になりたい \490」が、話題になっているようです。
ならば私も昔からのファンとして、さだまさし のアルバムを紹介しなければならないという、根拠があるんだかないんだか分からない義務感にのっとり、今回は、私が所有する彼のアルバムの中から、1984年発表の「Glass Age -硝子の世代-」を紹介したいと思います。

このアルバム、最初の1曲目と最後の12曲目に小品「名もない花」を持ってきて(歌詞は違いますが基本的に同じ曲です)、それで全体をサンドイッチにすることにより、アルバムトータルとしての統一感を出すという手法を使っています。
これは、さだまさし 自身、以前のアルバムでも使ったものですが、実際効果的です。
全体として、去り行く恋人に向けて尽きせぬ愛をに歌う内容の歌詞が多く、その点からも、結構叙情的なアルバムだと言えるでしょう。
で、そういった歌詞の乗るメロディーやアレンジ、曲調はどういう風になっているのかというと、これは結構バラエティに富んでいます。
歌詞とメロディーの良さに加え、渡辺俊幸のアレンジもいいんですよね。

緊張感に満ちたストリングスの刻みが印象的な「もう愛の歌なんて唄えない」、叩きつけるマリンバをバックに叫ぶように歌われる「春雷」など、かなり印象の強い楽曲もあります。
この辺りは、一般の方が さだまさし と言って思い浮かべるのとは、ちょっと違うであろうタイプの楽曲だと言えると思います。
もちろん、私はその「一般の方」には含まれないくらいに さだまさし を聴いている身ですから、断定はできませんけれど。

捨て曲が一曲も無い、という点でも非常に素晴らしいこのアルバム。
強いて一番好きな曲を挙げるとすれば、古今集と北原白秋からインスピレーションを得て作られたという文語調の9曲目「玻璃草子」でしょうか。
すっかり暗記して、手元に歌詞カードなど無くても完璧に歌えるようになるまで聴きこんでいる一曲です。
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