「Written In Red」

 2009-05-05
今回ご紹介するのは、イギリスのパンク/ニューウェーブバンド、The Stranglers が1997年に発表した13thアルバム、「Written In Red」です。
多分、熱心なストラングラーズ ファンからは、何でこれを選んだんだ、と言われるであろうアルバムのセレクトをしていますが、とりあえず、現時点で私を一番とりこにしている彼等のアルバムはこれなので、仕方がありません。

鳥の鳴き声のSEから転じて始まる激しい「Valley of the birds」から、ちょっと虚無的な残響を残して終わる静謐な「Wonderful land」まで11曲、途中に非常に激しいロックナンバー「Miss you」等を挟んでおり、また、ポップな曲も多いながら、全体を通して感じられるけだるさが、個人的に、もう何ともいえずにツボにはまってしまいました。
いかにもヨーロッパ的な陰影の濃さといか、憂鬱というか……。
このアルバムを製作していた時期にバンド内で人間関係の軋轢があって、それがサウンド面に陰を落としたのではないかとは、日本におけるストラングラーズのファンサイト「狂人館」における推測ですが、なるほど、そういうこともあるでしょう。

パンクバンドとして出発したストラングラーズ、その楽曲はかなりメロディアス。
なかなか良いメロも多くて、その点でも楽しめます。
残念ながら日本版が発売されていない上、この時期のストラングラーズへの日本での評価はどうやら低めなようで、それが影響しているのかどうか、輸入CDを扱っている大型店でも今のところ見かけたことがない「Written In Red」ですが、お薦め。
特に、ヨーロピアンな暗い(注:褒めてます)サウンドが好きな人は、是非。
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