機動戦士ガンダムOO 第2シーズン 第6話

 2008-11-09
前回のラストでアザディスタンを火の海にしたアリー・アル・サーシェスは、どうやら、シャトルで現れた刹那とマリナを相手にすることなく、早々に引き上げていったようですね。
もしもサーシェスのガンダムが銃口をシャトルに向けていれば、おそらく一瞬で撃墜されていたくらいのことになったでしょうから、これは、刹那とマリナは命拾いをしました。
サーシェスがシャトルの乗員がこの2人であると知っていたとは思いにくいので、一定の破壊活動を行った時点で、あるいは、目撃者となり得る者が現れた時点で、破壊活動を終了して引き上げシークエンスに移るというようなことがあらかじめ決められたミッションだったというところでしょうか。
サーシェスは大概イカれたウォーホリック、戦争狂ですが、限度を知らず歯止めのきかない快楽殺人者というわけではない、あくまでもビジネスとして戦争に参加しているところがあると思われますので、仮にそういうことであったとするならば、この段階で撤退するというのも納得できます。

これが “ガンダムエクシア&OOガンダムLOVE” な乙女座の男だったらどうだったかなどと思ってみると、彼はあくまでも「ガンダムに乗っている刹那」(あるいは「刹那の乗っているガンダム」)に執着しているのであって、そういう意味では、刹那とマリナが乗っているシャトルは眼中無いはずだから、やはり見逃すのかな。
そのミスター・ブシドーですが、この「ミスター・ブシドー」という呼び方が、アロウズの中で果たしてどれくらい公式性を持っているのでしょうね。
つまり、「単なる渾名である」というところから始まって、「半ば公式のものと化しているが、軍籍等はあくまでもグラハム・エーカーである」、「軍籍登録もミスター・ブシドーになっている」までの3つのレベルがとりあえず想定できるのではないかと……。
更に、「ミスター・ブシドー」という名前は自己申告だったのか否か、後者であれば誰が名付け親なのかとか、いくらなんでもアロウズの他のメンバーが彼の正体を分かっていないということはないよな、とか、ストーリーの本筋を離れたつまらないことがどうにも気になって仕方ないのです。

さて、そろそろ話を今回のストーリーに戻しましょう。
アロウズのオートマトンによる殺戮の映像を観ていて気を失ったスメラギは、どうやらカタロン兵の最後の言葉に、過去の精神的な傷痕をえぐられてしまったようです。
かつて軍で戦術予報士をしていた頃に行った作戦において、自分の戦術予報を確信するあまりに、同士討ちという結果を生んでしまい、その戦闘において当時の恋人を死なせてしまった、それが、第1シーズンからほのめかされてきた彼女の陰の正体、酒びたりにならずにおれなかった過去。
そしてその作戦において共に戦術予報士の任にあったのが、カティ・マネキン大佐。
どうやらマネキン大佐、ソレスタル・ビーイングの採った作戦のクセから、クジョウ=スメラギの存在に気がついたようですね。
おそらくこの2人、お互いの手の内は熟知しているのでしょうから、これで、これから先のソレスタル・ビーイングの作戦展開に困難が増したと言えるでしょう。

また、アンドレイの「乙女だ」発言には、思わず苦笑い。
ここで、そうきますか。
ルイスのビジュアルって、こう言ってはなんですが、かなり幼めに描かれていますよね。
その幼さにそぐわない、何かを思い詰めた頑なさを感じて何となく目が離せなくなるとか、そういうのならば分かるのですが、「乙女だ」って……。
まぁ、かつて父親であるセルゲイもソーマに対して同じようなことを言っていましたけれど、あちらの方は、まだしも文脈から分からないでもありませんでした。
しかし、アンドレイのこれは、いかにも唐突だなぁ。
一目惚れとはそういうものだと言ってしまえばそれまでですが。
ミスター・ブシドーといいこれといい、アロウズは変人を選抜して組織されているのか?であれば、コーラサワーの席もそこにありそうなものではないですか。

そのルイスよりも余程乙女らしいソーマは、自分が人殺しの為に作られた超兵であることを改めて認識して涙を流してましたけれども、彼女に関しては次回、何か大きな変化が起きそうで、ちょっと心配。
何しろ、マネキン大佐と並んでアロウズの良心ですからね、現状。

沙慈はここに来てようやく自分の置かれている現実と向き合うように。
だからといって武器を手にすることは必ずしも正しい選択ではないと思いますけれど、姉のようにジャーナリズムに身を投じる等の道を選ばず、武器を手に戦うという選択肢を手にするのであれば、これから先自分は他人の命を奪うという、今まで否定してきた、世界に悲劇と憎しみを生み出す行為をすることになるのだという覚悟をしなければなりません。
案の定、その覚悟が完了していない沙慈は、半ば衝動的にトレミーの砲台でトリガーを握ったものの、引き金を引くことができません。
私としては、彼はこのまま武器で人の命を奪うことに逡巡し拒絶し続けるポジションでもいいように思うのですが、やはり撃ってしまうのでしょうか、次回放送では。
そして、その射線上にいるのはルイスの乗る機体という、いかにもな展開。
ううむ、これはまた、スタッフに愛されたものです、沙慈は。

http://app.blog.livedoor.jp/koubow20053/tb.cgi/51139292
http://blog.seesaa.jp/tb/109325052
http://jigo.blog102.fc2.com/tb.php/793-6341ef16
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/sealsoldier/diary/200811090003/dcdde/
http://dengekijap2.blog102.fc2.com/tb.php/1265-24185809
http://wjham.blog95.fc2.com/tb.php/687-e1fccd22
http://hinaxnagi.blog31.fc2.com/tb.php/570-ae75f2df
タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://pantarheibekkan.blog110.fc2.com/tb.php/213-42fd71ef

  • 機動戦士ガンダム00 2nd Season 第06話「傷痕」【日常と紙一重のせかい】
    「干渉、手助け、一切無用!」 前回はアロウズの残酷さをこれでもかと見せつけられ、最後にそのまさか!なサーシェス登場となりました。...
【2008/11/09 20:58】
【2008/11/09 21:02】
【2008/11/09 21:09】
  • 機動戦士ガンダム00(セカンドシーズン) 第6話「傷痕」【MAGI☆の日記】
    機動戦士ガンダム00 2ndseasonの第6話を見ました。第6話 傷痕アザディスタンに戻った刹那とマリナはスローネがアザディスタンを燃やしている現場に遭遇する。「あの機体はまさか…!?」「そうよ、そのまさかよ!!」アロウズの襲撃を受けたカタロンの基地は壊滅的で、ソレ...
【2008/11/09 21:35】
  • (アニメ感想) 機動戦士ガンダムOO 第6話 「傷痕」【ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人】
    機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1 アロウズの攻撃により倒れるカタロンの兵士。今わの際につぶやかれた言葉に、スメラギは忌むべき過去を思い返し、気を失ってしまう。時を同じくして、リントから戦果報告を受けていたカティもまた、過剰ともいえた作戦に表情を
【2008/11/10 00:17】
【2008/11/10 09:25】
  • 機動戦士ガンダム00 2ndSeason #06『傷痕』【風庫~カゼクラ~】
    絶望した!! 何に絶望したかってーと次回予告でもかろうじてボカされてたのに 携帯待受で盛大に次回のネタバレをされた事っすよ(号泣) ちっくしょ・・・何でだよぅ。 この件にはあえて触れませんけど、頭真っ白になっちまったぜ。
【2008/11/11 00:25】
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫