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ログリッチェ!

 2019-09-17
2019年のブエルタ・ア・エスパーニャが先週末に終わりました。
ここのところのグラン・ツールでは世代交代の流れというものが顕著に表に出てきているわけですが、今回のブエルタでもそれは同じでした。
しかしながらその一方では年長のベテラン選手の活躍も際立ったと言ってよく、39歳のアスタナ、アレハンドロ・バルベルデがステージ優勝を挙げて総合でも最終的に2位に入ったり、37歳のドゥクーニンク・クイックステップ、フィリップ・ジルベールがステージ2勝をしたりと、私のような中年世代にとっても多いに励みになるようなレースだったとも言えます。

そんな2019年ブエルタで総合優勝の赤いジャージ、マイヨ・ロホをまとったのは、チーム・ユンボ・ヴィズマのプリモシュ・ログリッチェ。
以前はスキージャンプの選手だったというちょっと異色の経歴の持ち主で、今年5月のジロ・デ・イタリアでは途中まで順調に総合首位を守りながらも、落車などの影響もあったとはいえ後半にかけて大失速してしまったという手痛い経験をした選手でもあります。
その反省も当然あったはずで、今回のブエルタでは、横風分断で遅れてしまったステージはあったものの、基本的には終始安定していたという印象がありますね。
現在29歳のログリッチェが自転車ロードレースに転向したのは2012年のことなのでキャリアは7年くらいあります。
結構若い選手だというような(間違った)イメージをむしろ持ってしまっていて、改めて彼が今年29歳だと知った時にはちょっと驚いてしまったりもしたのですが、まぁ、それは余談。
ともあれ、得意のタイムトライアルでライバル達からタイム差を奪った後は、その総合順位は概ね盤石だったのですから、総合首位というこの結果と、そしてそれと同時にポイント賞のマイヨ・ベルデも獲得したのは、当然の結果と評してもよさそうです。

山岳賞のマイヨ・ルナレスは、アージェードゥゼール・ラ・モンディアルのジョフレ・ブシャール。
後半の厳しい山岳で着実にポイントを稼ぐ、狙うべきステージ、狙うべき山岳ポイントをしっかりと得ていく走りで、最終的なこの賞の獲得に向けて手堅い走りを見せていました。
彼とこの賞を争ったアンヘル・マドラソはコンチネンタルチームであるブルゴスBHの選手で、序盤のそこまで山岳的に厳しくはないステージで逃げに乗ってポイントを獲得してから、このジャージを護ろうと懸命の走りをしていたのですけれども、さすがに最終日まで着用し続けることは叶いませんでした。
今回のブエルタでの走りで、少しでも上のチームから、マドラソにも声がかかるといいなと思います。

新人賞のマイヨ・ブランコは、今大会最年少である20歳の選手、UAEチームエミレーツのダディ・ポガチャルが獲得。
なんと彼は今大会でステージ優勝も3回しており、また、総合順位でも2位のアレハンドロ・バルベルデと最後まで争って最終的に20秒ほどのタイム差でバルベルデには及ばず、総合3位で表彰台に上がる権利を手にしています。
つまり、総合2位の座を大会出場最年長39歳と最年少20歳が争ったということであり、これはいかにも凄いことです。
最終日1日前の第20ステージでは、展開の妙味もあったとはいえ単独で逃げを打って、ログリッチェやバルベルデに1分半くらいの差をつけましたし、これからの将来が楽しみな総合系選手がまた1人出てきたと言っていいでしょう。


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