FC2ブログ

「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」

 2019-06-20
昨年末に放送されたTVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩のゆめを見ない』の、原作第6巻を映画化した、『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』を劇場で観てきました。

原作の流れ的には、ここからもう少し話は続いて、第9巻を以て第一部完ということになっているのですが、まぁ、この第6巻でも一区切りはつくので、1クールのTVシリーズと劇場版で、ひとまずここまでをアニメ化する、という判断はよくわかります。
切りがいい、というのは、大事なことですからね。

さて、そんな『青春ブタ野郎はバニーガール先輩のゆめを見ない』ですが……
TVアニメ自体が(1クールであったが故に、いかにも駆け足になってしまっていたのは否めないものの)なかなかの完成度を持っていた作品ですから、この映画についても、その点は全然心配していませんでした。

完全にTVシリーズの視聴者(もしくは原作の読者)を対象にした作品であって一見さんへの説明は完全にパージされていること、作画がTVシリーズの延長であり劇場版ならではのものではないこと、などなど、本作に対する批判的な意見も出ているようです。
そういう批判が出ることについては、理解できなくもありません。
ただ、作品の性質上、これまでの経緯の説明といったようなものを入れる時間的余裕は多分なかったと思われます。
今の状態でも、文庫2冊分のボリュームのある原作を1本の映画に収めるためにかなりの苦労をしたことがうかがるのに、これ以上、各キャラの関係性とか、思春期症候群とはどういうものかとか、その説明までは難しいことだったでしょう。
作画については……個人的には、いうほどレベルが低いとは思いませんでした。
とはいえ、(批判をしている人がどの作品を引き合いにしているかは分かりませんが)例えば私が最近見た 『海獣の子供』 であったり 『プロメア』 であったりという辺りと比べても、作画の面では見劣りするのは事実でしょう。
そこに失望を感じるかどうかという差は、劇場版ならではのものを観たいと思って期待していたのか、そうでないのかの違いから来るのかなと感じました。
「青春ブタ野郎」シリーズをアニメ化するとなれば、物語の区切りから言っても原作第7巻までは映像化しないと意味が無い。
けれども1クールの放送ではそこまでやることはどう考えても無理である(5巻までを放送するだけでも、かなりの要素を切り捨ててコンパクト化せざるを得なかった)。
ならば、第6巻と第7巻は別途映画館でということにしよう。
というような流れで今回の劇場版公開は決まったのだろうなと思っていたので、私の中ではTVシリーズの延長の作画であることは既定路線だったから、その辺は、まったく気になりませんでした。

むしろ今回思ったのは、エッセンスを抽出して映像化されたものを観てみると、このエピソードは思った以上に「お涙頂戴」路線だったのだなぁということ。
これは別に、それが悪いというわけではありません。
映像化されることで、文章で読んだ時よりも強調されたというだけです。

原作読者とTVシリーズが好きだった人に向けられた作品として、悪くないできだと思います。


公式サイトは こちら から

タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://pantarheibekkan.blog110.fc2.com/tb.php/2087-b436f4db

【2019/06/30 10:47】
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫