FC2ブログ

「ある日、爆弾が落ちてきて」

 2018-12-16
以前からちょっと興味があったけれど、2005年発売という古い作品なので、店頭には既に並ばなくなっていて買うことができなかった本。
それが、書下ろしを加えて昨年の4月に再版となったのが、古川秀行の『ある日、爆弾が落ちてきて』です。

何せずっと関心を持っていた作品だけに、書店でこれを見かけた瞬間、レジに持って行って購入となりました。
で、そんなことを言いながら、何だか買っただけで満足してしまってすぐには読み始めることが無かった、というのは、いつもの通りですね……。

さて、『ある日~』なのですが、これは今回書き下ろされた新作を含めると全部で8編の短編からなる短編集です。
それぞれの物語相互の繋がりは特に無いのですけれども、ジャンルが時間を絡めたSFであるということ、「フツーの男の子」と「すこしフシギな女の子」の「ボーイ・ミーツ・ガール」であること、お互いの属する時間軸のズレがミソであること等が共通点としてあります。
つまり、連作短編集ということです。

作品としてのレベルはそれぞれですが、「これは駄目だな」というのはありませんでした。
その逆に、「おっ、これは良いんじゃないか」というのは複数ありましたから、結構クオリティーの高い1冊なのではないかと思います。
なる程これならば、私が目にする範囲で、という限定付きではありますが、あちこちでわりと評判が良かったのも、収録されたうちの表題作が「世にも奇妙な物語」で実写化もされたというのも、理解できます。

時間SFに、こういう初々しさもあるようなボーイ・ミーツ・ガールは合いますし、SF好き、特にこういうものに手を出す層は、私も含め、案外とロマンティストが多いですからね。



タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://pantarheibekkan.blog110.fc2.com/tb.php/2006-33886367

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫