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「三角の距離は限りないゼロ」第2巻

 2018-12-01
岬鷺宮の『三角の距離は限りないゼロ』第2巻、続刊が出るとは思っていなかった青春ラノベのシリーズ2冊目。
といって、本作については作者の別作品、特に『読者と主人公と二人のこれから』と登場人物も物語的にもかなり大きく関係しているので、実質的にはシリーズ3冊目であると言ってしまってもいいかもしれません。
まぁ、それを言い出すと、それ以外の作品の登場人物も結構大事な役回りで登場していたりするのですが……。

ともあれ、『三角の距離は限りないゼロ』の第2巻です。
前巻で主人公とヒロインは彼氏彼女の関係になったわけで、ではこの第2巻で何を描くのかというと、それは、2人の友人達の恋愛問題と、そして、主人公とヒロインとの距離感の微妙な揺れ動きといったところ。
これを具体的にもっと詳しく書こうと思えば書けるのですけれども、本作の場合、そういう予備知識ができるだけ少ない状態で読み始めて欲しい、登場人物達の揺れ動く心を、一緒になって身悶えしながら味わってほしいなぁと思います。

あそこまで突き詰めてはいないけれど、この感覚は、森橋ビンゴの『この恋と、その未来。』シリーズを読んだ時のそれに近いかもしれません。
LGBT絡みの物語だったあちらに比べれば、こちらは二重人格ヒロインという設定を使ってどちらかといと「萌え」と言ってもいいかもしれないような要素もしっかりと入れてきているので、そういう意味では印象は結構違っていますが。
でも、作品を読んだ時に覚える色味が、似ているように思うんですよね。

『この恋と、その未来。』は、ある意味そうなるしかないとはいえ、なかなかに切ない終わり方を迎えた作品でしたが(そしてそういう終わり方だからこそ、あれは良い作品たり得ているわけですが)、こちらは大団円といえるようなハッピーエンドになるといいなぁ。

そう、物語はこの第2巻では終わっていなくて、ちょっと思わせ振りな感じで、第3巻に続くラストシーンで終わっているのです。
第1巻の時点で十分に面白かったのですけれども、うーむ、これは、ますます面白くなってきました。



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