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「晴れ時々、食品サンプル ほしがり探偵ユリオ」

 2018-08-11
古物売買業を営んでいる変人の青年、深町ユリオが探偵役となるシリーズの2作品目が、青柳碧人の『晴れ時々、食品サンプル ほしがり探偵ユリオ』。

収録されている5つのエピソードはそれぞれ、ユリオの妹である 深町さくら を語り手として、2人が古物の買付や販売に行った先で出くわすことになる事件を、蘊蓄的に解決していくという構造となっています。
ここまでを読んで「蘊蓄的に可決」とはどういうことだ、と思われる人もいらっしゃるでしょうが、要するにコレクターズアイテム、マニアグッズ等が事件解決のヒントになったりするというスタイルだと思っていただけば、そんなに間違っていないでしょう。
となると、各エピソードでどのようなグッズを出してくるのか、どんなマニアが登場してどんな事件が発生し、それをユリオがどのように解決していくのかが、ポイントになるわけですが……。
その辺の詳述はネタバレになるので行いませんけれども、今回の5編は、どれもかなり面白かったです。

正直、シリーズ1作目は、独特なところもあってちょっといいな、というくらいの評価でした。
しかしながら、2作目になってみたら、格段に面白さが増したという印象です。
ユリオのキャラもいい味を出していますし、単にわがままなマニア気質の持ち主だというだけではないところものぞき見えたりして、いい味を出してきました。

こうなってくると、もうちょっと本シリーズには続いてほしいなという風に思えてくるのですけれども……
どうでしょうかね、青柳碧人さんと東京創元社さん?
もちろんネタがあるかどうかとか、ここまでの2冊の売れ行きがどうだったかということにかかってくる話ではありますが、前向きに検討してくれると嬉しいところです。



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