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ゲラント・トーマスがマイヨ・ジョーヌ

 2018-08-01
2018年のツール・ド・フランスも終わりましたね。

今年の総合優勝はチーム・スカイのゲラント・トーマスでした。
スカイは本来、昨年のツール、ブエルタ、そして今年のジロを制したクリストファー・フルームを総合のエースとして大会に臨んでいました。これ等のグラン・ツールにおいてというだけではなく、スカイ全体の絶対的エースであったフルームですが、さすがにジロの熱い戦いで蓄積した疲労が抜けていないからなのか、最終3週間目でパフォーマンスが明らかにぐっと落ちてました。
結果、サブエースということで中盤から(フルームの負担を減らし他チームからのマークを分散するという意味も込めて)総合首位に立ってマイヨ・ジョーヌを着ていたゲラント・トーマスが、そのままエースの座にスライドして最終日、シャンゼリゼのゴールラインを通過することになりました。
ゲラント・トーマスはこれが自身初のグラン・ツール総合優勝。それも、世間的には一番格付けの高いところでるツール・ド・フランスで最終日に表彰台の真ん中に立ったわけで、その喜びは尋常のものでは無いことが容易に想像できます。
チーム・スカイは今後もしばらくはフルームの絶対エースという体制は変わらないでしょうから、ゲラント・トーマスが来年以降、移籍の道を模索するのか、あるいはあくまでフルームとの共存、フルームがツールを狙うならば自分はジロやブエルタ狙うというような方向に行くのか、これもまた、興味深いところです。

ポイント章のマイヨ・ヴェールは、ボーラ・ハンスグローエのピーター・サガンが獲得。
昨年はマーク・カヴェンディッシュの落車の原因となったということで失格処分を受けてツールを途中で去ることになりましたが、捲土重来で出場した今年は2位以下をダブルスコア以上で突き放すポイント差をつけて、緑色のジャージを手にしています。
しかし、これも楽な勝利ではなかったんですよね。
最終盤、サガンはピレネーでの高速ダウンヒルで落車、体を強く打ち付けて相当なダメージを負ってしまったのです。
事態はかなり深刻で、これはリタイアもしくはタイムアウトになってしまうかと懸念される中、サガンは意地でレースを走り切り、何とかパリまで辿り着いてみせました。
今までの勝利も称賛に値するものでしたが、今年のこれはまた、これまで以上に印象的なレースになったと言っていいでしょう。

山岳賞のマイヨ・アポワ・ルージュはクイックステップ・フロアーズのジュリアン・アラフィリップ。
ステージ1勝を狙って今回のツールに参加してきた彼は、アルプスの初戦とピレネーの初戦という山岳ステージのそれぞれで逃げ切り単独ゴールを決め(完全に1人で逃げを成功させたアルプスと、最終峠の後の下りで抜け出して先頭を追い抜いたピレネーとでは、シチュエーヨンは違いますが)、そこでポイントを大量に稼ぎ、その他のステージでも自分にできる範囲でポイントを加算していった結果、ステージ2勝と山岳賞という果実を手にしたのですから、これは目標を大幅に上回る結果と言っていいでしょう。
なお、アラフィリップは今大会で超級山岳を4回先頭通過しているのですが、これはツール・ド・フランス新記録なのだそうです。

新人賞のマイヨ・ブランはAG2R(アージェードゥーゼル)のピエール・ラトゥール。
新人賞を獲ったからといって、その後に華々しい活躍をできるとは限らないのがスポーツの世界であって、ラトゥ-ルの今後も何も確約されているわけではありません。
とはいえ、これは明確な1つの成果であって、ここからさらなる上を目指していくに当たっては、大いにラトゥールにとっての自信になったと思われます。


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