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「未来のミライ」

 2018-07-26
細田守監督の最新作、『未来のミライ』を観てきました。
今回はその後に予定もあったので、それに合わせて横浜は桜木町の映画館、ブルク13に行ったのですが……横浜で映画って、何年ぶりかな。

ともあれ、『未来のミライ』です。
細田守の監督作品は、家族愛路線をあんまり前面に押し出し過ぎると、内容的にちょっと微妙になってしまうというイメージがあるのですけれども、今回のコレはどうなっているか、少し不安も抱きつつ、上映開始を待ちました。

で、実際の作品を観た後の感想なのですが……
うーん、一言でいうと「失敗作」、かなぁ。
色々と指摘したい問題点はあるのですが、まだ公開したての作品ですし、細かいことを言うのもネタバレになり過ぎるからアレですし、ここでは1つだけ、一番致命的だと思ったところを指摘しておきます。

この作品には、物語が存在しません。

何を言いたいのかというと、つまり、起承転結、序破急、そういったエンターテインメントとしてのきっちりした構造が無いのです。
生まれたばかりの妹に母の愛を奪われたと感じた子供の様子が延々描かれるのですが、100分程度の作品でそこにそれだけのボリュームを割くのは、明らかにバランスが悪いですし、全体的に一本通った背骨となるストーリーが、この作品には見当たらないのです。
まぁ、こういうことをやりたいんだろうな、こういうテーマなんだろうな、というのは、分からないでは無いのですが……
客から金銭を得て上映する映画は、特にアニメならば、もっとエンターテインメントであるべきだと私は思っていますし、そうでなくとも、明快かつメリハリのあるストーリーは必要だと考えます。

その意味でいえば、『未来のミライ』はダメダメです。
時間遡行の理屈の説明が無いのはさておき、ミライが何故未来からやってきたのかの動機付けは甘く、また、タイトルが「未来のミライ」なわりにその出番は少なすぎます。
細田守監督には、桝田省治の 『透明の猫と年上の妹 3LDK-RPG』 でも読んで、「物語の作り方」 というものを学び直すことをお勧めします。
細田監督と近しい関係にある人は、これ、彼に対して「このままじゃ良いものは作れないよ」というアドバイスをしないと、絶対にマズイでしょう。
でないと、どんどん駄目になってくだけですよ。


公式サイトは こちら から

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