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THE BOOM / 宮沢 和史

 2018-05-06
THE BOOM を真剣に意識したのは、ベタな話ですが、彼等が1992年12月に 「島唄(ウチナーグチ・バージョン)」 のシングルをリリースした時でした。
それは、それまでスカのリズムに乗ったポップなロック、というイメージが強かった私の中での彼等のイメージが大きく変わった1曲で、沖縄音階、琉球音楽というのが今ほど一般的ではなかった時代でもあり、非常に強烈なインパクトを私にもたらしました。

それで、早速シングルを聴き倒し、その後に発売されたアルバム 『FACELESS MAN』 も購入したのですが……
これが、実に良い意欲作だったのです。
時期的には、THE BOOM が(おそらく)その音楽性を広げようとして様々なジャンルに挑戦しているようなところだったので、このアルバム自体は、試行錯誤の過程が見えてくるような、ある意味でまとまりの欠けているものにもなっていたのですけれども、その分、バラエティー性は非常に高くて、色々なタイプの楽曲を楽しめます。
バンドとしての 「顔」 が見えにくいという点では、まさしくアルバムタイトル通りに 「FACELESS」 だと言えましょう。

その後、THE BOOM のアルバムは他にも何枚か買いましたが、アルバムとしての面白さでは、この 『FACELESS MAN』 が一番だと、私は今でも思っています。

さて、ところで皆さんは、THE BOOM というとどんな曲を思い浮かべますか?
やはり彼等の出世作となった 「島唄」 や大ヒットした 「風になりたい」 辺りでしょうか。
THE BOOM の代表曲ということだと間違いなくその辺りが挙げられるでしょうし、私も多分、同じ答えになるでしょう。
ただ、これはそれ等の曲が悪いとか嫌いだとかいうのではなく、ただ単純に、THE BOOM と言われて一番最初に思い浮かぶ曲とか、一番印象に残っている曲は、という問いで私が思い浮かべるのは、実はそこではありません。
ではどこだ、という答えが、下の動画。
この2曲はアルバム 『FACELESS MAN』 でも4曲目と5曲目に「有罪」→「雪虫」という順番で並んで収録されていて、かなりの破壊力を誇っていました。
宮沢和史という人は、定期的にこういうシリアスだったり重苦しかったりオトナな恋愛だったりするタイプの曲を作ってきます。
この動画はライブバージョンですが、「雪虫」 のアルバム版はこれよりももっと儚くて、もっと死にそうなテイストになっていますので、できれば是非、一度アルバムを聴いてみていただきたいなと思います。







また、他のアルバムにおけるこのラインの楽曲はというと、例えば下の、「不自由な運命の中で」 とか 「モータープール」 が挙げられるでしょうか。
もちろん、他にもありますが、とりあえずの例示として。
要するに私は、THE BOOM の、というか、ソロのものも含めて宮沢和史の作り出す、この路線が大好きなのです。
彼の1stソロアルバム 『Sixteenth Moon』 の1曲目を飾っている 「抜殻」 という曲があって、これはもう、超絶的な名曲なのですけれども、それも、これと同じ路線(動画が見つからなかったのは、残念です)。









今回は、敢えてメジャーなラインの楽曲を外して紹介しましたが、THE BOOM はこれだ、というようなつもりはなくて、こういうのもあるんだよ、というような紹介だと思っていただければ幸いです。

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