「ストーミー・ガール サキソフォンに棲む狐Ⅱ」

 2018-02-03
今回紹介するのは、全2巻の物語の後編にあたる、田中啓文の 『ストーミー・ガール サキソフォンに棲む狐Ⅱ』。

色々とあった為に吹奏楽部を退部して、改めて音楽と向き合い、ジャズの道を歩むことを志し始めた主人公の典子。
とはいえ、まだまだジャズに関する知識も何もない彼女は、個人レッスンを受けるなどして技術と知識を得つつ、メンバー募集をしていた大学生達のジャズトリオにも参加するなどして、その腕を磨き、才能を徐々に開花させていくのですが……
そこに、前巻において示唆されていた彼女の出生の秘密、母親と父親の過去が絡んできます。

ここをあんまり具体的に書いてしまうと、ネタバレもいいところな感じになってしまいますから、この辺りで止めにしておきます。
が、これがなかなかシビアでスリリングなものとなっているので、物語はかなり派手に盛り上がりを見せることに。
1冊目の冒頭辺りを読み始めた時には、まさかこういう方向の話になるとは思っていませんでしたけれども、いや、これは面白い。
読み始める前に予想していた、期待していた以上に良かった、と言い換えてもいいでしょう。

正直なところを書かせてもらうと、このシリーズ、第1冊目が文庫になった時に購入しておきながら、何となく、そこまで面白くないのではないかなというような気がして、読むのをずっと後回しにしていた作品だったりするのです。
そうこうしていたら、完結となる2冊目も1年前の昨年2月に文庫になってしまいました。
これはさすがに、そろそろ読まなければならないかと、積読の山から掘り出しつつも……
それでも実際に手に取るまでに、そこから更に1年を要してしまったのですが、これくらい面白いのであれば、もっと早く読んでいても良かったかも。
うーん、私の勘も、鈍ったかな?

まぁ、読みたくなった時が読むべき時、というのが昔から現在まで変わらぬ私の基本スタンスですし、最終的にはこうしてきっちりと読んで楽しんでいるのですから、とりたてて構わないのですけれども。



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