ポートとユアン

 2017-03-01
オーストラリアのアデレード周辺を舞台にして、約1週間にわたって行われたステージレース、ツアー・ダウンアンダー。
残念なことにダイジェストの録画放送ではありますが、今年の自転車ロードレース放送の始まりを告げた、この大会の放送も、先週末に終わりました。

南半球で行われるシーズン序盤のレースだけあって、多くの選手がこれをシーズンインにおける調整の為のものと位置付けているわけですけれど……
ここに出走している地元オーストラリアの選手にとってみれば、自国で最大級のこのレースでのステージ勝利や総合優勝の座は、大いなる名誉になることであり、どうしても欲しいものです。
だから、今年の大会でも活躍したのはオージー選手。

ステージでのスプリント勝利を量産したのは、オーストラリア期待の小柄な若手、オリカ・スコットのカレブ・ユアン。
初日のクリテリウムを含めると7レースで5勝です。
スプリントのあるステージは全て制したわけで、ピーター・サガン等を破ってのステージ勝利は高い将来性を示したと言えますが、しかし、先に触れたようなコンディションのピーキングの問題もあるので、これだけで、彼がサガンを超えたと言うのは無茶というものでしょう。
サガンは総合のアシストなんかもしていて、そちらでも体力を使っている、というのも、あるかもしれませんし。

総合優勝は、グラン・ツールでも上位を狙える選手、BMCレーシングのリッチー・ポートが獲得しました。
これが初のツアー・ダウンアンダー総合優勝だというのはちょっと意外でしたけれども、実力を考えれば、この結果は意外でもなんでもありません。

総じて、今回のツアー・ダウンアンダーは、出走選手の名前を観た時点で、こうなるだろうなと事前に予想していた通りになったという印象です(ただし、ユアンがここまで勝つとは、思っていませんでしたが)。
そういう期待を裏切らずに結果を出してくるのは、高い実力があればこそできること、ですよね。

これから他の選手も徐々に調子を上げてくるはずで、春のクラシックシーズンではどうなってくるのか、これは、今年も非常に楽しいことになってきそうです。

ツアーダウンアンダー 2017 コースマップ

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