キンタナ、フルーム、チャベス

 2016-09-14
2016年のブエルタ・ア・エスパーニャは3週間にわたる戦いを経て、無事に最終ステージのマドリードまでたどり着きました。
そこで、いつものように、簡単に各賞の結果等を記していきたいと思います。

まずは、総合首位の赤いジャージ、マイヨ・ロホ。
最終的にこの座を得ることになったのは大本命2強の1人、第15ステージで最大のライバルであるチーム・スカイのクリストファー・フルームに3分37秒のタイム差を確保することに成功した、モヴィスターのナイロ・キンタナでした。
もともと、フルームの得意とする個人タイムトライアル前に3分差は確保したいとコメントしていたキンタナでしたが、ここでその宣言以上のアドヴァンテージを奪ったことになります。
第19ステージのTTでフルームがステージ優勝をして前述の差を2分16秒縮めるも、さすがにこれを逆転することは叶わず、第20ステージの山岳ステージでも、諦めずに積極的な攻撃に出続けるフルームをキンタナが徹底マーク。
最終日前日であるこの日の山頂ゴールで、総合首位はキンタナに確定しました。

ポイント賞の緑のジャージ、マイヨ・プントスは、中間スプリントのポイント数が低く、また、平坦ステージと山岳でも差がない上に、ステージ構成が山岳に偏りがちだというブエルタの特徴の故に、往々にして総合を争う選手が合わせて獲得してしまうことが多くなります。
今年も、全21ステージの中で10ステージが山頂ゴールというコース設計になっていたので、これは総合首位か2位くらいの選手があっさりと獲っていくんだろうなと予想していました。
しかし、今回のブエルタのポイント賞を獲ったのは、そんな予想を裏切って、総合25位、首位のキンタナからは総合タイムで1時間2分14秒遅れであるトレック・セガフレードのファビオ・フェリーネでした。
これは、逃げに乗れる時にはしっかり乗ったり何だりと、総合に関係のないところ(つまり、キンタナやフルームに潰されないところ)でこつこつとポイントを加算した成果と言えるでしょう。

ちなみに第20ステージでは総合順位だけではなく山岳賞の青水玉ジャージ、マイヨ・モンターニャを巡る争いもかなり熱くなっていました。
こちらも、総合争いに係らないところでしっかりと山岳ポイントを稼ぎ続けていた2人、エフデジのケニー・エリッソンドとディメンション・データのオマール・フライレとが、一歩も譲らぬ戦いを繰り広げた結果、わずか1ポイント差でフライレが勝利。
彼は、コンチネンタルプロチーム所属だった昨年に続きトッププロチームに移籍した今年も最終日の表彰台でこのジャージに袖を通し、山岳賞の2年連続獲得ということになりました。

最後に、上記各賞の順位の合計が一番小さい選手が獲得する複合賞のマイヨ・コンビナーダですが、こちらもキンタナが獲得。
毎年、総合上位の選手が獲得する賞ですし、実際キンタナは総合1位でポイントでも2位なので、これはまったく不思議の無い結果だと言えます。
今回のブエルタでは、特に終始安定した走りを見せてくれていましたしね。

ちなみにロット・ソウダルのアダム・ハンセンはこのブエルタも見事に走り切り、グラン・ツールの連続出場完走記録を16レース(!)にまで伸ばしました。
トレック・セガフレードの別府史之とランプレ・メリダの新城幸也という2名の日本人選手も、無事に完走を果たしています。
ステージ優勝は今回も叶わなかったものの、別府は第18ステージの敢闘賞を獲得しましたし、最終ステージでは2人ともスプリントに参加、新城が12位、別府が13位でゴールしています。
それでも本人達は決して満足していないかもしれませんが、悪くないブエルタだったと言えそうです。


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