「シン・ゴジラ」

 2016-08-14
現在絶賛上映中の映画 『シン・ゴジラ』 を観てきました。
これがどういう作品なのかという概略的なことは、わざわざ私が書くまでも無いでしょう。
何といっても、これは「ゴジラ」であるのですし。

実は、庵野秀明が樋口真嗣に誘われてゴジラの新作を作る、と最初に聞いた時には、あまり期待していませんでした。
庵野監督が大の特撮ファンであることは、『王立宇宙軍』 の頃から知っていましたし、2012年の特撮博物館にも友人と行って、それがどれだけ「本物」であるかを確認してもいますから、特撮愛の無いものにはなっていないだろうとは、思っていました。
けれども、それだけに、いわゆる「怪獣映画」として、そして「ゴジラ映画」として王道のものになっているのではないか、であれば、映画館まで観に行くかどうかは、微妙かなぁ、なんてことを考えていたわけです。

しかし、公開時期も決まって明らかになった予告映像や、明かされだした様々な情報を見聞きするに、これは、ちょっと思っていたのと違うぞと感じ始め、また、実際に公開が始まって 『シン・ゴジラ』 を観てきた人たちの高評価を目にすれば、これはきちんと劇場に行くべき作品のようだぞ、と思うようになって、とはいえ8月頭には大事な某国家試験もあったので、このタイミングでの鑑賞となったという次第。

いやぁ、これは、傑作です。
予想していた以上、期待していた以上のモノを見せてもらって、正直、ちょっと感動もしてしまいました。

想像していたような「怪獣映画」でもなければ、「パニック映画」でもなく、これは、圧倒的で理不尽な災害に立ち向かう日本政府を描いた群像劇ですね。
ハリウッドであればお約束の様に盛り込んでくるであろう恋愛、家族愛、強引なお涙展開、といったようなものはありません。
徹底してストイック、そして全編を覆い尽くす張りつめたテンション。
私は仕事終わりの土曜夜の回に観たのですが、上映終了直後に満員の観客席から、自然発生的に拍手の渦が生まれたのも納得の、実に完成度の高い映画でした。
現実世界に怪獣が出現したらどうなるか、というのを初めて描いたのがいわゆる「平成ガメラ」シリーズだったとしたならば、『シン・ゴジラ』 はそれを 3.11 を経験した今の日本を踏まえてゴジラでやろうとした作品だ、と言えるでしょう。
『シン・ゴジラ』 の「シン」は何なのか、「新」か「真」か「深」か「神」か「罪(英語の Sin)」なのか、それとも別の何かか、そういうのを考えてみたりもします。

ストーリー等については、ここには敢えて書きません。
というのも、この作品は、できれば一切の予備知識なしで観に行くべきだと考えるから。

私も、時間が確保できれば、もう1回くらいは劇場で観たいと思っています。


映画公式サイトは こちら から



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