~2016年6月 春クール アニメ 雑感 その1

 2016-07-05
番組改編期になりましたので、今回も、2016年春クールのアニメの、ここまで観ての雑感を簡単に書いてみます。
なお例によって、私が録画を消化した順番に書いていきますので、ここへの掲載と放送とは順不同です。


1) うしおととら

原作を好きな者にとっては、3クールに収める為にカットされたエピソード、キャラクターがいかにも惜しい作品となりました。
ですが、特にこの第3クール目に関しては、その制約の中で最大限、白面の者との最終対決を丁寧に描いてくれたのは確かであり、制作サイドの作品に対する愛を感じる出来栄えだったと言えるのではないでしょうか。
正直、今、このタイミングでの「うしおととら」のアニメ化で、ここまでのモノを見させてもらえるとは思っていなかったので、そこは大きな喜びです。
ただ、今回のこのアニメでのみこの物語に触れている人にとっては、色々と中途半端になってしまっているように受け取れてしまうのではないかと、そこがちょっと怖い、かな。


2) キズナイーバー

積極的にメンタルをえぐってくるようなスタイルの作劇は、好きです。
えげつないくらいにストレートに、物語を作ってきたという感じで、こういう題材は、脚本の岡田麿里には得意技ですよね。
TRIGGER のちょっと粗さの残る画の作り方も、この作品には合っていたと思います。
クセのあるキャラクターデザインだったので、放送開始前は、そこがどうかなと思っていたのですが、終わってみると、むしろこの作品にはこれしか無かったかな、と。
話は膨らませようと思えばもうちょっと膨らませられたでしょうし、12話では、やや説明不足な部分もちょこちょことあったのですけれど、しかし、ではこれを2クールにしていたらどうだったかというと、それは却って冗長になってしまったような気もしますから、1クールという大枠は、この「キズナイーバー」に関しては、正解かな。


3) 甲鉄城のカバネリ

カバネとは何なのか、その原因となったウィルスの出自はどういったものなのか、日本以外の他国の状況はどうなのか、といったようなことがオミットされていたのは、1クールという尺を考えればそうなるだろうなと最初から予想されていたので、問題なし。
「避難民の乗った武装列車が将軍のいる金剛閣に辿り着く」物語であれば、物語の軸はむしろ、その、将軍を頂点とする現政治体制の方にあるだろうな、と思って、全12話を観ていたわけですが……
うーん、やはり、これは2クールくらいかけてやるべき内容だったのではないかな。
敵役であるはずの美馬の過去、そこから生じた現在の行動原理などの描写があまりにも足りず、わけのわかならい中途半端なキャラになっていましたし、物語の展開自体にも無理がありすぎました。
一例をあげれば、捕らえられた(ことにされていた)美馬が難なく、金剛閣の天守閣で将軍に対面したシーンも、将軍の息子である彼を、例え罪人であれ縄で捕縛することはできない、というようなことを重臣たちが議論するシーンの1つでもあれば、多少、理屈も通るのに、とか(それでも、天守閣での面談というのは、ちょっとどうなんだろうというところですけれど)。
絵は最後まで崩れずに美貴本キャラを描けていただけに、その辺りが、いかにも残念です。

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