ツール・ド・フランス 第17ステージ

 2008-07-24
ガリビエ、クロワ・ド・フェールを越えた後、ラルプ・デュエズでの山頂ゴールという、選手泣かせ、3つの超級山岳を登る今年のツール最難関のステージは、非常に僅差の総合首位争いということもあって、かなり熱い闘いが繰り広げられることとなりました。
チーム総合力において圧倒的に優位にあるCSCが、大方の予想通り、ラルプ・デュエズの登り口からサストレを先行アタックさせる戦略にでました。
彼をあまり逃がしたくないエヴァンスとはいえ、同じ集団内に、こちらも総合争いのライバルである(同じくCSCの)フランク・シュレックの存在がある以上は、自ら追走に出て消耗するわけにはいきません。
というのも、自分が動いた結果フランク・シュレックのカウンターアタックを受けて彼からも遅れをとってしまっては、元も子もないわけですから。
結果、そのまま逃げ続けたサストレが1人で後続に2分の差をつけてステージ優勝。総合でもエヴァンスに1分34秒のタイム差をつけることになりました。
最終日の1日前にはエヴァンス得意の個人タイムトライアルがあり、サストレのTTの力を考えれば、まだ若干エヴァンスが有利、と言えそうな、でもマイヨ・ジョーヌ・マジックという言葉(総合首位の選手がいつも以上の、普段では考えられないような力を発揮することがしばしばあるのです)もあり、このタイム差ではいくらTTが得意とはいえども果たして逆転できるかどうか少々不安なような、ちょっと微妙なところのような気もしてきます。
エヴァンス、フランク・シュレックとはTTでほぼ確実に逆転できるタイム差をキープできましたし、サストレとのタイム差だって、おそらくは彼が事前に想定していた範囲内(もっと少ない差に押さえておきたいところだったでしょうが)で収めて、むやみに動かず、今後のステージでの展開とタイム差を考えてクレバーに走ったという風にも言えるわけですが……。

いずれにせよ、全ては第20ステージ、個人TTで決まります。
CSCのチーム力には感動すら覚えますが、何度も書いてきている通り、私個人として応援しているのは、ここ数年ずっとエヴァンスです。
個人TTで見事に逆転を決めて、最終日のシャンゼリゼで表彰台の中央に立つのはエヴァンスだと、信じています。
しかし、どうしても、拭いきれない不安が…………。

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