THE CURE 「The Head on the Door」
2016-03-10
1月半ばに「本館」の「雑記」にも書いたのですが、今年になってから蔵書の整理と、CDの片づけを始めています。手間もかかりますし、場合によっては本の詰まった段ボールを運んだり積んだりした結果、軽く腰を痛めたりもして、それは難儀なのですけれども、ただ、そうやって片づけを進めていくと、しばらく聴いていなかったCDの入っている箱が表に出てきたりして、それはちょっと嬉しいことでもあります。
そこで、今後この「別館」において、それ等のCD、私のコレクションの内、お気に入りのものについての思いでやら簡単な解説やらを書いていく、ということを始めようと思います。
頻度はそこまで高くはならないと思いますけれども、「また変なことを始めたな」という程度でお付き合いいただければ、幸い。
今回はその第1弾として、THE CURE が1985年にリリースした 6th アルバム、『The Head on the Door』を紹介します。
これ、もともとは同グループのファンであった長姉が当時 LP を所有していたもので、それを気に入った私は、カセットテープに録音させてもらいました。
で、それを何度も繰り返し聞いている内に、すっかり私も THE CURE のことが好きになってしまったんですね。
彼らのアルバムで一番好きなのはどれかというと、実は本作よりも更に素晴らしいものがあるのですけれども、私を THE CURE に誘ってくれたアルバムとして、そして多感なティーンエイジに聴き込んだアルバムとして、やはり『The Head on the Door』には特別な思い入れがあります。
聴くと当時のことを思い出す、というのもありますしね。
音楽的には、デビュー当時のパンクからニューウェイヴに移行して行き、さらにメンバーの脱退などを経て作られた、ポップな色合いもあるバランスのいいアルバムだろ思います。
いかにもイギリスのバンドっぽい陰影の濃い翳りのあるサウンド、ロバート・スミスのボーカルは、こういうのは受け付けないという人もいるでしょうけれども、逆に、それがこのバンドの大きな魅力の1つでもあります。
とりあえず、私が好きな曲、「Push」と「Kyoto Song」の動画も貼っておきますので、良かったら一度、ご視聴ください。
(2006/10/30) THE CURE 商品詳細を見る |
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