「THE LAST」

 2016-01-20

昨日 Amazon から届いた、スガシカオの6年振りのオリジナルフルアルバム『THE LAST』。
これが、凄く良かったので、今回は普段と違って、「本館」更新に先駆けて、この傑作についてもこの「別館」で先に紹介したいと思います。

これは事務所を離れて音楽活動をしていたスガシカオが、インディーズでの日々に一旦ピリオドを打ってメジャーレーベルに戻ってきて初のアルバムリリースになります。
で、そんな事情もあってか、この新作にはかなり力を入れて製作した模様なのです。

本人の書いたメルマガの文章によると、今回のアルバムを制作するにあたり、プロデューサーである小林武史から「中毒性、事件性、日常の闇、45分トリップ」というキーワードを与えられたのだそう。
昨年末に届いた同メルマガの中で気になっていたのは「余分なソロや間奏、無駄な繰り返し、意味もなく長いイントロやフェードアウト、そうゆうのは全部排除した」というところ。
その手の「無駄」が結構好きな私としては、シンプルかつスリムなのもいいけれど、それでつまらない仕上がりになっていたら嫌だなぁと、思っていたのです。

さて、そんな感情を抱えて実際に聴いた『THE LAST』。
いや、これは良いですね。
さすが、スガシカオ本人が自信作であると断言するだけのことはあります。

初期のアルバムに見られたモヤモヤする歌詞や思わずドキッとするようなエグい歌詞も復活してきていますし、何より、売れ筋のポップさを求めるということを一切考えていないように感じられるのが、いい。
サメ肌の如くザラついた音と歌詞。
人により意見は違うでしょうが、個人的には、やはりスガシカオはこうでなければと思いました。
2006年発売のアルバム『PARADE』以来感じていた、音楽性の変化へのちょっとした不満が、今回のコレで払拭された感じでしょうか。

なお、これだけのものを作って、かつ、アルバムタイトルが『THE LAST』というのは、ちょっと意味深ですよね。
もしやこれで音楽活動に何らかの区切りをつけるつもりか、なんてことも思わせるのですが、さすがにそういうことは無いようです。
これについて、同じくメルマガでスガシカオ本人は「最後の作品になるくらいの気合いと熱量で作るという意気込みと、同じくらいの思いでプロモーションしますというスタッフの覚悟をタイトルに冠した」と書いています。
それが見事に実を結んだ傑作、と言っていいでしょう。

渾身の46分14秒。
素晴らしい。

 THE LAST
 (2016/1/20)
 スガ シカオ
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