「この恋と、その未来。 -二年目 春夏-」

 2015-11-14
シリーズ4冊目にして物語が一気に展開した、森橋ビンゴの「この恋と、その未来。 -二年目 春夏-」。
今回の、「本館」更新に先行しての読了本紹介には、これを選んでみました。

前回の「~ -一年目 冬-」の感想で私は、シリーズに若干のマンネリ感が出てきていることと、作中の登場人物達が織り成す不安定な関係は、最終的には破綻するしかないのだとしても、それは第4巻で起きることではなくて、もうちょっと後のことなのではないか、ということを書きました。
ですが、実際には、森橋ビンゴは、ここで大きく変化を描いてきました。

どういうことが起きたのか、それはこれから読む方の楽しみを奪わない為に、いつものように、ここでは触れずにおきます。
けれど、例えば前巻の紹介文などから、こういうことだろうなと想定することはできると思います。
ただ、実際の内容は、おそらくそれを上回っているでしょう。

あとがきによると、作者が本巻のあらすじを語ったバーテンダーにもそう言われたとのことですが、ライトノベルのレーベルでありながら、全然「ライト」ではなくて、かなり重い展開です。
まさか、ここまで主人公をいじめてくるとは……。
とはいえ、変にダラダラと続けられるよりは、これくらいの進度で物語が語られた方が、作品にとってはるかに良いことでしょう。

この破綻から登場人物達がどのような結末へと向かうのか。
「この恋」の行方はどうなるのか。

可能であればもう2冊(セールス上の理由などでそれが無理そうなら1冊)で完結する予定であるとのことですが……
できれば、作者の満足のいくような執筆、満足のいくような結末を迎えてほしい、そんな作品です。

 この恋と、その未来。
 - 二年目 春夏 -

 (2015/10/30)
 森田 ビンゴ
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