「心が叫びたがってるんだ。」

 2015-09-30
映画 『心が叫びたがってるんだ。』 を観てきました。
ハコは、東宝シネマズ新宿。ゴジラの実物大の首像が乗っていることで有名になった、歌舞伎町のアレです。
ここを利用するのは初めてだったのですが、よその東宝シネマズは何度も使っているので、そうそう違うこともないだろうと、特に音響その他の心配はしていませんでした。
何より、まだできて間もない新しいシネコンですしね。
鳴り物入りでオープンした割にはこじんまりしたスクリーンが多いなという印象ですが、昨今公開される映画であれば、これくらいの規模のスクリーンをメインにした方が歩留り(と、言うのかどうかは分かりませんが)がいいのでしょう、きっと。

さて、東宝シネマズ新宿の話はさておいて、『心が叫びたがってるんだ。』です。
TVシリーズ、劇場版と大ヒットを記録した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のスタッフがそのまま、舞台を同じく秩父に定めて制作した高校生たちの青春モノということで、一般に事前の期待も高かったであろう本作。
私も、前作の評判があまりに高いが故に、おそらくプレッシャーも半端では無くかかったであろうと思われる中、果たしてこのスタッフがどれくらいのものを作ってきたのか、見せてくれるのか、そこを楽しみたいという、ちょっと斜に構えた視点からではありましたが、かなり楽しみにしていた作品です。

このブログは、映画の感想を書く時に「ネタバレ上等」とはしていません。
その制約をきっちり守った上で本作の紹介をしようとするのは、なかなか難しいものがあるのですが……
とりあえず、最初に声を大にして言えることは、非常にいい作品だったということ。
全体的に淡々とした空気感のある、地味な作品ですが、そこに込められた登場人物たちの感情が、丁寧な描写や演出によってヒリヒリと伝わってくるんですよね。
物語上の大きな鍵になるシーンでのセリフだけではなく、ちょっとしたシーンのちょっとしたしぐさや表情などが、色々なことを語っている。
それがあるから、色々と不満の声も出ているらしいラストの展開も、これはどうしたってこうなるよな、と納得の行くものでした(主人公にちょっと甘いよな、とは思ったんですけど、その時の表情が良かったので、問題無しです)。
ラストといえば、こちらも不満の声も多いスタッフロール時の乃木坂46曲。
聴いていて楽曲としてそこまで悪いものでは無いと思いましたが、しかしこれがこの作品の、このエンディングに合っているかというと、うーん……微妙。
これなら、サントラCDに収録されている清浦夏美の「OVER THE RAINBOW」で、しっとりと終わっていた方が良かったんじゃないかというように思えます。

そういうところはありますが、全体的には傑作と言ってよく、大いに気に入りました。
一見の価値ありな作品だと思います。


<公式サイトはこちらから>

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