「宇宙人相場」

 2015-09-29
オタクグッズ会社経営者である35歳独身男性の、ボーイ・ミーツ・ガールな恋愛と個人投資とファーストコンタクトを題材にした小説。
それが、今回「本館」に先がけた読了本紹介に選んだ、柴村裕吏の『宇宙人相場』。

何を言っているのか訳が分からない、と思われる人もいらっしゃるかもしれません。
けれど、実際、この作品を一番シンプルに紹介しようとすると、こんな感じになるのですから、仕方がありません。
ちなみに裏表紙のあらすじ紹介には、「いい歳したオタクが一喜一憂する恋愛金融SF」という、更に身も蓋もない要約が。
……うん、まぁ、確かにそういう作品でしたけど。

なお、ここで描かれているFX取引とか有価証券取引については、作者の実体験が反映されたものであるとはいえ、あくまでもファンタジーとして認識しておくべきでしょう。
実際には、そんなに上手くいくものでは無いはずです、絶対的に。
とはいえ、そこは物語としてのお約束ということで、短い中に色々と盛り込んで面白く読ませてくれたという読後感があります。

290ページ程のボリュームに色々と盛り込んだ分だけ散漫になった側面が無いとは言いませんけれど、そんな中では、かなり綺麗にまとめていると思います。
佳作、です。

 宇宙人相場
 (ハヤカワ文庫JA)

 (2014/11/21)
 芝村 裕吏
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