総合勝者は、コンタドール

 2015-06-02
3週間に渡って熱い戦いが繰り広げられた2015年のジロ・デ・イタリアも、先週日曜の5月31日に、無事に全日程を終えてゴール地点のミラノに到達しました。
そこで、今日は今回の大会の結果について、いつものように簡単に書いてみたいと思います。

まず、総合優勝について。
これは、中盤から終盤にかけて大量リードを奪ったティンコフ・サクソのアルベルト・コンタドールが、第20ステージに絶不調に陥ったりもしたものの、さすがに5分もあるタイム差を逆転はされずに最終日まで勝者の証であるマリア・ローザを保持し続けました。
過去にグラン・ツールを何度も制している彼が、まさしく貫録の勝利を挙げたといっていいでしょう。
ちなみに、2位にはアスタナの若手ファビオ・アルが、3位にも同じくアスタナのミケル・ランダが入っています。
今回はコンタドールの経験値に軍配が上がったような形になりましたが、2位と3位の両名も、いずれはグラン・ツール覇者になるだろうと、そんなことを予感させられる走りでした。
ちなみに、表彰台に登ってきていたティンコフ・サクソのオーナー、オレグ・ティンコフ氏の髪の毛をピンク色に染めた姿は、私にはまるで 志茂田景樹さん のように見えたのですが、まぁ、これは余談。

なお、総合でも2位に入っているくらいなのですから当然ですけれども、アルは25歳以下の選手が対象となるヤングライダー賞のマリア・ビアンカを、圧倒的なタイム差を付けて獲得しています。

最終日のゴールスプリントまでもつれたのはポイント賞のマリア・ロッソ・パッショーネ。
山岳ステージでもゴール順位でポイントがあるので、例年、特に厳しい山岳の多いジロではどうしても総合系の選手が上位に来ることが多いのがこの賞の特徴ともなっていました。
ですが、今年の大会では平坦なのか山岳なのかというステージ構成によって、与えられるポイントが違うようにルールが変更されたので、スプリンターにも大いにチャンスがあるように。
とはいえ、厳しい山岳ステージが多く含まれるジロなので、多くのスプリンターがレースの途中でリタイアし、最終日まで完走した選手は限られるのですが。
そしてその山岳を耐え抜いて栄光の赤いジャージを手にしたのは、トレックファクトリーレーシングのジャコモ・ニッツォーロ。
1度もステージ勝利を獲得できなかったのは心残りでしょうけれども、しかしチームが今大会の開幕時から最大目標として掲げていたものを、見事に達成して見せたことになります。
そして、ニッツォーロのアシストとして今大会に出走した別府史之も、無事にその仕事を終えて完走を果たしました。

山岳賞のマリア・アッズーラは、モヴィスターのジョヴァンニ・ヴィスコンティ。
これは、正直ちょっと意外だったのですけれど、しかし連日の彼の走りの内容を考えると、これは納得の順当な結果だとも言えるでしょう。
やはり山岳賞は、勇気をもって逃げを打たなければ獲得することができないということですね。


今後の自転車ロードレースシーズンの展開ですが……
今年はジロとツールのダブルツールを狙うと公言しているコンタドールは、ハードなステージの続いたこのジロでの疲れを、7月のツールまでに抜けるかどうかがキモとなります。
その他のツール出場有力選手のコンディションは、来週から始まるクリテリウム・ドゥ・ドーフィネを観れば、ある程度分かる、かな?




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