さすがに対策を考えるべきかも

 2015-05-15

ゴール前のスプリント合戦という局面では、ゴールライン目指して全力で加速するとかく落車も起きがちなもので、それは、自分が前に出られる隙間を探して、こじ開けて、ライバルより1センチでも前に出ようとする以上は、ある意味避けられないリスクでもあると言えるのですが……

しかし、昨日の第6ステージで起きたゴール前落車は、ちょっとひどすぎです。
選手自身のミスで起きる落車であれば、まだしもやむを得ない部分もあるかもしれないのですが、昨日のソレは、原因が観客にありました。

この観客、なんとゴール直前のフェンスからカメラの望遠レンズ(それも、倍率高めの、かなり長いもの)を突き出していて、スプリントで先行するロット・ベリソルのアンドレ・グライペルを後ろから追おうとしたNIPPOヴィーニファンティーニのダニエーレ・コッリが激突、そのまま自転車から体が投げ出されて周囲の選手を巻き込みながら落車してしまったのです。
その、落車した一団の、ちょうど逆サイド側にいた総合首位のアルベルト・コンタドールもこれに巻き込まれ左肩を脱臼、今後の総合争いに一気に黄色信号が点灯することとなったのですが、一番大きなダメージを受けたのは、最初に落車したニエーレ・コッリ。
どうやらレンズにぶつかった時点で折れたようですが、落車後の彼の映像では左手のひじから先が、通常ではありえない方向に向いている様が映し出されていて、そのけがのひどさが見て取れました。
今日になってネットで確認したら、案の定、上腕が複雑骨折しているそうで、当然ジロはリタイア。
緊急手術とリハビリの日々が、彼を待っています。
無事に回復し、いままでと同様の走りがレースでできるように、復帰できればいいのだけれどと、祈らずにはおれません。

選手と観客との距離の近さが、自転車ロードレースと言う種目の魅力の大きな魅力の1つとはいえ、今回のような問題があると、それもこういうゴール前などでは多少の規制を入れなければいけないのではないかと、考えてしまいます。
例えば、ゴール前500メートルを切ったらフェンスを(現在の1つだけではなくて)2重にして観客が選手に絶対触れられないようにする、とか。
1回のトラブルで考えすぎだ、と思われるかもしれませんが、似たような事故は、ここ数年、結構増えてきているんですよ、実際問題として。
観戦に行ったら写真を撮りたい、という気持ちは私も、ものすごく良くわかりますけれど、それで選手を危険にさらしてしまうようでは、その人は自転車ロードレースを生観戦する資格がありません。
UCIは、上記のような規制、安全対策を、ちょっと真剣に検討すべきなのではないでしょうか。




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コメント
同感です!
選手たちは危険と紙一重のところでタイムを競っているワケですから、レースを管理主催する側もそれなりの対策はとっていただきたいです。
とにかく、全員無事に走り抜けて!と祈りながら観ている私ですので、今回のような事故は胸潰れる思いです。

山頂ゴールまでの狭い道での接近とか、走行中にペットを放してしまうとか、今回のようなゴール間近のスプリント中の写真撮影にかかわるものとか・・・(そう言えば、昨年tinkoffの選手も観客のカメラのせいで、指を骨折してリタイヤしましたよね・・ツールの時でしたか・・・)危険が事前に想定できるものへの対策は必要です。

今後、大きな事故が起きないことを祈りながら、すべての選手たちに
Vamos!
【2015/05/16 07:30】 | fuggiasca #- | [edit]












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