3月終了アニメ 雑感 その2

 2015-04-09
2015年冬アニメの最終回の感想、その第2弾です。

1) アルドノア・ゼロ

スレインの命を残すとするならば、こういう風にまとめるしかないだろうな、という終わり方でした。
物語のボリューム的に2クールで収めようというのが、そもそも無茶だろうというのは、前回感想を書いた「Gレコ」と同じですが、こちらは、戦争の全体を描かずに主人公周辺の部分だけを切り取っていくという方法で、かなり強引に2クールにまとめていた、かな。
その分、ヴァースと地球との問題が結局どのように推移して、どのように落着したのかが、最後まで描かれずじまいという印象があります(全く描写が無かったというわけでは無くて、こうなったんだろうな、という推測はできるようになってはいるのですが)。
アセイラム姫と伊奈帆との顛末は、「ローマの休日」的なものであり、リアリティという点で考えれば、これで正解でしょう。
セラムの姿になって伊奈帆とくっつく、なんて予想も一部にありましたが、それをやると、ヴァースと地球との融和という大きな目標を投げ出すことになってしまいますから、姫様としては、その道は選べませんよね。
色々と消化不良なストーリーでしたが、まぁ、面白かったから、いいかなぁ、という感じ。

2) クロスアンジュ 天使と竜の輪舞

全ての黒幕であるエンブリオのどうしようもない三下振りも含め、最後までネタ満載という感じの作品でした。
が、それを「そういうものなのだ」と割り切って観る分には、むしろ良い意味でどうしようもない物語を楽しめて、なかなか楽しめたのではないかとも思います。
傑作とか名作とか、決してそういうレベルのものではありませんでしたけれども、あちこちに何気に皮肉も効いていて面白かったです。
アクセルベタ踏みで突っ走る、こういうおバカなアニメ、結構、好きです。

3) 純潔のマリア

原作だけだと1クールだとしてもボリュームが足りないということもあり、また、谷口監督の個人的な意向もあったのでしょう、オリジナル要素がかなり追加された形でのアニメ化となった本作。
宗教を大きく扱ったストーリーであるだけに、一歩扱いを間違うと危なっかしいことにもなりかねなかったわけですが、その点は上手くまとめられていたと思います。
まぁ、題材にしているのがキリスト教だから、ここまで踏み込めた、ということもあるのでしょうけれど。
アニメオリジナルの要素も上手くハマったかなと感じています。
原作と微妙にテイストの違う作品になりはしましたけれど、これはこれで面白いから、問題なしです。

4) ユリ熊嵐

『少女革命ウテナ』の頃から、幾原邦彦監督の掲げるテーマは基本的に通じているのだな、ということを今作でも確認。
今作はその中では非常に分かりやすく様々なメタファーが示されていて、それは1クールという短い話数だからそうなったのかもしれないですね。
例えば、「ウテナ」の劇場版『アドゥレセンス黙示録』も、(人によって異論はありますが)私にとっては非常に分かりやすい話でした。
あるいは、これくらいのボリュームだと、幾原邦彦というクリエイターにとっては、作品を通じて色々と言いたいと思っていることも描ききれないのかもしれませんけれど……
視聴者に想像の余地を大きく残したラストも含め、「幾原作品」らしくて大いに楽しませてもらいました。
面白かったです。
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