3月終了アニメ 雑感 その1

 2015-04-03
番組改編期になりましたので、先月で放送が終了した2015年冬アニメ等について、その簡単な感想を、いつものように書いてみたいと思います。

1) 四月は君の嘘

 ヒロインが最後に亡くなるという原作通りのラストであり、その点で、意外性や驚きはなかったのですけれど、変にアニメオリジナルでおかしなことをやられると、折角の物語が台無しになるので、これはこれで大正解だと思います。
 このアニメの場合には、とにかく演出が良かったというのが印象深いところです。
 光と影、色彩、意図的に同質の演出をすることでのシチュエーションの比較、そういったものを効果的に使って、実に考えられたものになっていました。
 非常に良質な作品でした。

2) ガンダム Gのレコンギスタ

 これが富野監督にとっておそらく最後のTVシリーズ、と考えると、ちょっと残念な作品になってしまったかなぁ。
 昔から、制作時における世界政治、世の中の状況というものを作品に取り込むことが多いのが富野作品の特徴の1つでしたが、本作でやりたいこと、監督が訴えたかったことは、結局、大きな力を手にしたものが、それに酔って振り回されて、いたずらに戦火を広げてしまっていた、本作終盤の状況に現れているのでしょう。
 ストーリーとしては、おそらく本来であれば4クールであることを想定して考えられていたボリュームなのでしょうし、それを2クールに押し込んだ結果、色々と言葉足らずな作品になってしまった(もちろん、それだけが原因だとは思いませんが)のが、いかにも残念。
 また、監督の演出力は、そんな4クールを2クールにしろと言われても、それをそれなりにまとめられてしまうだけの技術のあるものであったが為に、無理を通してしまえたのも、却ってマイナスに働いた、かな。
 昔からの富野ファンとしては色々と擁護したいところなのですが……うーん。

3) SHIROBAKO

 これは、いい作品。
 アニメスタジオで働く人々の青春群像的な作品として、内輪ネタで終わってしまう可能性もあったところを、夢に向かって頑張る若者の姿を描く普遍的な物語に上手く落とし込めていて、いい感じにまとめられていたのではないでしょうか。
 デザイン的なところで主要キャラクターの区別がつけづらいなというのを、放送当初は感じていたのですけれど、それぞれの個性をしっかりと描けていたからでしょうか、10話もたった頃には、誰が誰なのかはっきりと分かるようになっていたのは、声の演技の違いもあるのでしょうが、それ以外、脚本にしろ演出にしろ、個々のキャラをきちんと書き分けられていたから、かな?
 終わり方まで含め、綺麗にまとまった、面白いアニメでした。

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