「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」

 2015-01-13
TOHOシネマズ渋谷で、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』を観てきました。

物語の筋書きについては、公開間もない作品ですので言及を避けておきますが、第1期の内容、第2期の内容を受ければ、こういうようになるよな、という感じです。
物語の時点がいつなのか、はっきりと「〇〇ヶ月後」というような明示はされていないものの、2回のTVシリーズの内容をそのまま継承していると思われるものになっていましたので、鹿矛囲(カムイ)の事件が終わった後、というのが前提になっているのだろうと思われます。

とはいえ、ストーリー的には第2期の中身は、この劇場版にはほとんど関係してきません。

このあたり、メインライターやスタジオが違う上に、制作自体も並行して行われていたのでしょうから、それはそうなるだろうな、というところでしょう。
極論かもしれませんが、今回の劇場版を楽しむ為には、第1期を観ていれば、とりあえずはOKだ、と言えます。
その上で、登場してくるキャラクターの相関関係などを理解する為に、第2期も合わせて押さえていれば、なお良い感じになる、かな。

2013年3月に第1期の放映が終了した『PSYCHO-PASS サイコパス』という物語は綺麗に完結していただけに、第2期も劇場版も、一視聴者としては、あの後をどのように繋げてくる気だろうという不安ばかりが先に立つ企画でした。
第1部完結後の感慨を、台無しにされては、たまりませんしね。

結果、(第2部もそうだったんどえすが)今回の劇場版について、その点ではとりあえず大丈夫だったというか、『PSYCHO-PASS サイコパス』はやはり『PSYCHO-PASS サイコパス』だった、というのが私の感じたところだったのですが……
スピンオフもしくは外伝的なイメージが強くなってしまったのは、第1部だけでテーマ的にも内容的にも完結していた以上は、仕方が無いところもあったと思います。

雑誌「ニュータイプ」に掲載されていたインタビューなどを読むと、本広克之総監督は(実写版や演劇も含め)今後のシリーズ展開もまだまだ考えているようです。
その場合は、新しい大きなテーマをどこにもってくるのか、どう設定するのかが、大きなポイントになってくるでしょう。
そこに新しい答えを出せない限り、これから先、シリーズを作れば作るだけ、『PSYCHO-PASS サイコパス』という物語が第1部で築き上げたクオリティを、むしろ落としていってしまうことになってしまいそうに思えるので、心配です。

結論。

『PSYCHO-PASS サイコパス』という作品が好きな人であれば、行って損をするということは、多分、無いでしょう。
劇場版らしい派手な画面作りとか、アクションなどもばっちりです。
狡噛が再登場してきて、それで朱とどう絡んでくるのか、彼女と彼の関係がどのようになるのか、ということを観に行くのも、アリです。

が、劇場版に対し、テーマなどの点で新しい何かを求めていくと、ちょっと肩透かしを喰らうかも。


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