「星くず英雄伝3 宇宙樹の少女」

 2014-11-03
今回、「本館」に先行して紹介する読了本に選んだのは、ちょっと懐かしい作品。

かつて電撃文庫で第9巻まで刊行されていたものの、その後は新刊がでないまま約13年が経過してしまった新木伸の『星くず英雄伝』シリーズ。
それが、ポニーキャニオンのラノベ文庫、ぽにきゃんBOOKS で2014年5月に復活を果たしたのは、非常に嬉しいニュースでした。
で、10月には待ちに待たされた新刊の第10巻も刊行されたこの作品を、どうせだから復刊に合わせて1から読み直そうということで、まずは物語の第1部とも言える第1~3巻までを一気読みしようということに。

続巻の可能性はもう無くなってしまったのだろうかと残念な気持ちを抱きながら、これまでに何回か再読もしている作品です。
それだけに、知らない物語を初めて紐解くときに特有のわくわくした気持ちは、残念ながら存在しません。
ですが、お気に入りの作品の、自分が好きな部分を、改めてじっくりと味わっていくことには、その行為ならではの楽しさもあるもの。

今の時代には、この手のスペオペは、あるいは流行では無いのかもしれません。
が、ティーン向けのジュヴナイルSFとして、また冒険活劇なエンターテインメントとして、実に王道を行っている本作が非常に面白い作品だということは、疑いのない事実。
ヒロインも含め、ちょっとオトナなエロスの世界も垣間見えるところが、ラノベの今の主要読者層には逆に拒否感を覚えさせるかもしれないと思えてしまうのが心配なのですけれども……
是非、この機会に新しい読者、新しいファンを掴んで欲しいと思っています。

なお、今回の復活版の第1,2巻には、書下ろしの短編が前後編に分かれて収録されていますし、ちょこちょこと手直しもされているようですから、以前の電撃文庫版を持っている、という人も、改めて買う意味はあります。
それに、この復活版の売れ行きが伸び悩むようだと、せっかく新作となる第10巻以降も刊行しようか、という予定になっているのが流れてしまうこともありそうです。
なので、かつて本作を読んでいて、復活したのであれば本棚から引っ張り出してきて読み直そうかなと思うような人は、私のように新版を買ってそちらを読むことを、推奨いたします。

もちろん、これから新しく読者となる人も、大歓迎!

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(2014/10/03)
新木 伸
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