「朧月市役所妖怪課 河童コロッケ」

 2014-10-04
「本館」更新に先がける読了本紹介、今回は、青柳碧人の『朧月市役所妖怪課 河童コロッケ』を選んでみました。

本作の舞台となるのは、日本全国からそこに棲んでいた妖怪を集めて封じ込める為に作られた、という設定の架空の地方都市、朧月市。
ここで、妖怪対策をする妖怪課に勤務することになった、とある市役所職員が主人公になります。

「地方公務員というのは、住民に率先して夢を見る仕事」であり「公務員が夢を見ない自治体に、住民を幸せにすることはできない」。
そのように語った父を見て育ち、自らもそのような公務員であらんとする主人公が、その他の同僚の、いわゆる「お役所」的な気質とぶつかったりしながら、妖怪と人との共存の在り方をさぐっていく。
概ねそれが、本作の物語のアウトラインです。

基本、難しいことはあまり考えずに読めるような娯楽小説になっています。
その一方で、役所内の派閥や力関係だったり、色々と裏のありそうな連中がでてきたりもして、主人公の恋愛なども含め、どこまで突っ込んで書いてくれるのか、今後の展開が楽しみな作品でした。
とりあえず、シリーズ2冊目は既に刊行されているので、それも早めに読むことにします。

朧月市役所妖怪課  河童コロッケ (角川文庫)朧月市役所妖怪課
河童コロッケ
(角川文庫)

(2014/03/25)
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