「不戦無敵の影殺師 2」

 2014-09-26
「本館」に先駆ける読了本紹介、今回は、この作品。

法律により能力の行使が厳しく規制されている中、暗殺に特化した異能を持つ主人公が、自らの力を発揮して己の強さを示したいと、参戦した筋書きアリの異能力者トーナメントで、シナリオを無視してガチの勝負をし、最強と称される異能力者を破るまでを描いた1巻目に続く、森田季節の『不戦無敗の影殺師』第2巻を読了。

前巻で己の強さを証明することに成功したからといって、それで仕事が多くなり資金的に豊かになる程、世の中は甘くありません。
それでも以前にくらべれば知名度も上がった結果、生活に困らない程度の収入は得られるようになった主人公。

この第2巻では、そうして業界内での評価を地味に高めてきている主人公が、直面することになる嫉妬や不和、そして業界の闇を描くというような内容になっています。
3巻以降の展開もにらんで、シリーズ化されたラノベらしく主人公の「敵」となる存在を明確に示してきた、と言い換えてもいいかもしれません。
第1巻ほどのインパクトはありませんでしたけれども、面白かったです。

「敵」の設定は確かにある程度必要であったとは思いますが、とはいえ、ここでせっかくの持ち味を殺して「よくある異能力バトルもの」になってしまってはどうしようもありません。
そんなわけで、次の第3巻がどのようなものになるのか、それはこの作品にとって実はかなり重要なポイントになるのではないでしょうか。

不戦無敵の影殺師 2 (ガガガ文庫)不戦無敵の影殺師 2
(ガガガ文庫)

(2014/06/18)
森田 季節
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