「ココロ・ファインダ」

 2014-09-20
高校の写真部に所属する4人の少女の、それぞれを主人公にした4つのエピソードからなる、相沢沙呼の『ココロ・ファインダ』。
今回、「本館」更新に先行する読了本紹介に選んだのは、この作品です。

ジャンルとしては一応ミステリーということになっているようですが、あまりそういう読後感は無く、まぁ、広義の日常系青春ミステリーだと言えなくもないのだろうけれども……というような感じ。
むしろ、どちらかというとティーンエイジャーの少女の友人関係だったりコンプレックスだったりを題材にした、普通の青春小説という印象が強いです。

こういう、学校生活を舞台にして十代の心理を描写するような作品には、ハブりその他のいじめ行為などといった、スクールカースト的なものへの言及が、とかく付き物となっています。
それは今の時代にこういうものを書こうとする場合には避けられないこと、なのでしょうね。

読了後にやや消化不良な気分も残ったりしましたが、基本、瑞々しさのある、佳品と言っていいかも。

ココロ・ファインダ (光文社文庫)ココロ・ファインダ
(光文社文庫)

(2014/09/11)
相沢 沙呼
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