「不戦無敵の影殺師」

 2014-09-03
私の中では、当たり外れのある作家というポジショニングになっている為に、買うか買うまいか迷ってそのままになっていたのが、今回、「本館」更新に先駆けて紹介する森田季節の『不戦無敗の影殺師』。
とはいえ、気になる作家であることには変わりが無かったので、試験も終わったことだしと、ネットで評判を見たところあちこちで案外好評だったので、これは読んでおいた方がいいかなと、買ってみたという経緯があります。

ちなみに後書きによると、出版予定が特に無いまま、自分が書きたいと思うものを書きたいままに書いたものが、本作なのだとのこと。
もちろん商業出版されることになった時点で多少の改稿は加えられたそうなのですが、基本、徹頭徹尾、趣味で書かれた作品なのだそうです。

内容ですが、まず、主人公が「異能力制限法」が施工されている現代においては、異能力者の一族として、その力を発揮する生業として、代々技術をいてきた暗殺術の使い場所を失って燻っている、という設定からして、敢えて本筋を外していて、ラノベとしてはちょっと異色。
それでも、おおっぴらに異能力を行使しても法に触れない場を求め、彼は芸能事務所に所属しているのですが……
何しろ得意とするのが暗殺術であり、地味で目立たない上に基本的にイメージが悪いので、人気も出なければ、仕事もほとんど斡旋されません。
そんな主人公が自分の力を発揮できる場所を得ることはできるのか、その辺は本作を読んでもらっての楽しみとして、ここでは書かないでおくことにしておきますが、なる程、これはなかなか面白い。

読んでみて、正解でした。

なお、前述のようにそれなりの好評であった為に、作者の趣味で書かれていた本作は無事にシリーズ化され、今月には第3巻が発売されることになっています。
とりあえず、早急にシリーズ第2巻にも手を付けるとしましょう。

不戦無敵の影殺師 (ガガガ文庫)不戦無敵の影殺師
(ガガガ文庫)

(2014/03/18)
森田 季節
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