「ネネとヨヨのもしもの魔法」

 2014-08-06
今年も、毎年受験している某資格試験が終わりました。
そこで、次の週末を予定している「本館」の次回更新時に新たに採り上げる予定の読了本につき、事前にこの「別館」にて行う先行紹介を復活させます。

今回紹介するのは、『ネネとヨヨのもしもの魔法』。

これ、ひらりん の手によるマンガ、「のろい屋しまい」シリーズの1つ、ということになっています。
もともと「のろい屋シリーズ」の作者である ひらりん は大塚英志の事務所「物語環境開発」に所属するデザイナーで、本作の著者である白倉由美は大塚英志と結婚していますから、そういったの関係もあって彼女がこのような小説を書くことになった、のかなと思われます。

なお、このシリーズは ufotable によって昨年末から今年頭にかけて公開された劇場アニメにもなりましたし、そういうこともあって、徳間書店や大塚英志もプッシュしているとか、その辺の絡みもあるのかもしれませんね。

で、肝心の本作ですが、ジャンルとしては児童文学ということになるでしょうか。
ヨヨとネネという姉妹の名前は ひらりん のマンガと一緒ですが、その関係性など基本設定が大きく違っていますので、これは実のところ、全くの別作品だと考えるべきでしょう。
イラストも、ひらりん ではなくて鶴田謙二が担当していますしね。

ストーリーの詳細を書くことは興醒めなのであまり触れずにおきますが……
一応、触りだけ書いておくと、世界大戦が終わり大人たちによって「想像すること」が禁じられた世界で聖マルグリット学院に住み込みで暮らすことになった孤児のネネが、失われたものを取り戻そうとする話、と言えるでしょうか。

「のろい屋しまい」シリーズだと思って読むと肩透かしですけれど、そこを意識しないで別作品として考えると、これはまずまず悪くない読み物になっているのではないかと思います。

展開に少々疑問も無くはありませんけれども、テーマもしっかりしていますし。

ネネとヨヨのもしもの魔法ネネとヨヨのもしもの魔法 (Hapworth)
(2014/04)
白倉 由美
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