全日本自転車競技選手権 ロードレース

 2014-07-07
いよいよツール・ド・フランスも開幕となったわけですが、そのちょっと前、6月末には多くの国ではツール開幕直前にそれぞれのチャンピオンを決めるナショナル選手権が開催されています。

日本においてもそれは同様であり、先週末の6月27~29日の3日間にわたり、岩手県の八幡平で全日本自転車競技選手権が行われていました。
そして、その内のエリートロードがツール開幕日である昨日5日の午後に、J-Sports によって録画放送されました。

ヨーロッパで活躍しているトレックファクトリーレーシングの別府史之も、この大会の為に一時帰国して参加し、その意味でも大注目の大会となりました。
なお、当初はエントリーリストに名前を連ねていたユーロップカーの新城幸也は、ツール・ド・フランスへの出場が決まったので、それにむけたコンディション調整の為にこの大会は欠場することに。
まあ、ロードを走った後、月~金曜というわずかなインターバルがあるだけでツール第1ステージというのは、移動時間を考えても無茶ですよね。

そんな全日本選手権の結果ですが、まず、初日の27日に行われた個人タイムトライアルは、別府が勝利。
これで彼は2006年、2011年に続き、3回目のTTチャンピオン獲得ということになります。

別府は3日目の29日に行われたロードレースでも優勝を狙って日本に帰国してきていますし、実際コンディションも良さそうだったのですが、だからといって勝利が確定するようなものでもありません。
雨と濃霧、低い気温というタフな天候によりコンディションが最悪だったこともあって、序盤に逃げた選手達による逃げ切りが確定し、集団からそれを追走していた別府は結局、これを捉えることができませんでした。
自分の為に集団を牽引するアシストのチームメイトがいない、単身での参加の弱みが出てしまった、という側面もあるのかもしれません。
が、別府や土井雪広といった、ヨーロッパでの活動経験を持ちグラン・ツール出場もしたようなビッグネーム以外の選手が、彼らの体力を削り取ることに終始して、自分たちから積極的に先頭を追おうとしていなかったのは……
この面々には勝つ気がないのか、ならばなぜレースに出てきたのか、と、感じられるレースを見せてしまうのは、さすがに気になりました。

結局この日、日本チャンピオンのジャージを手にしたのは、逃げ集団から終盤にアタックをした佐野淳哉。
地域密着型プロチーム、那須ブラーゼン所属の彼がその独走力をいかんなく発揮した形で、自身初めての全日本制覇を成し遂げました。
上には色々と書きましたけれども、この勝利は立派なものであり、彼は勝者として賞賛に値すると思います。
ちなみに佐野は個人TTでは2位でしたので、この勝利で、そのリベンジを果たしたとも言えるでしょう。





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